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友人と神戸市バスを乗り倒すオフ

まず、地下鉄・市バス一日乗車券を購入

神戸市交通局が発行する地下鉄・市バス一日乗車券で、一部区間を除き乗り放題。だいたいその区間は磁気カード読み取り機が無い民間のバス会社が多いが。お値段は1,040円で郊外区間を狙えば元は取れる。
詳しくはこちらで

とりあえず一気に名谷へ

JR三ノ宮駅で集合した後、神戸市営地下鉄西神山手線に乗って名谷へ行くことになった。たまたま引退間近の1000形の車両に乗れる時間帯と重なったのでラッキーではあった。僕の青春時代が消えていくという実感。

名谷駅で

名谷止まりだったので、出発するまでお見送りをした。ラストランでもないのになぜか悲しい気持ちになった。僕が生まれてからよくお世話になり、思い出が詰まった車両が引退するのは本当に寂しい限りだ。

1000形の車内
滅多にお目にかからない回送幕
辛うじて車番が撮れた

もうひとつ消えるもの

InstagramかTwitterで知ったことではあるが、名谷駅の特徴的な壁画がリニューアル工事に伴い解体するそうだ。

写真を撮るなら今のうち

とりあえずバスに乗る

友人が乗りたい車種と折返しができそうな系統を選び、乗ることになったのが76系統神の谷行き。巡回系統で折り返すのがラクのではある。さすが神戸有数のニュータウンだけにあって、古い団地やメゾネットタイプの家が多く、時代を感じさせるニュータウンであろう。バス停から降りると車がひっきりなしに走る音が聞こえたので、その方向に向いて歩いてみるとやはり幹線道路沿いだった。

高規格の幹線道路

しかも昔よく車で通った幹線道路だった。立っているところの下にはちょうどトンネルの出入り口付近。これは感慨深い。
そしてまた名谷駅に戻り地下鉄に乗った。

学園都市からナワジョティへ

学園都市で

地下鉄の車内は外国人だらけで異国情緒溢れる車内だったが、どうやら神戸市立外国語大学で日本語能力試験が行われていた。今後の人生に関わる重要な試験なので、心の中で「頑張ってください」と言う事しかなかった。
さて、どのバスに乗るかで友人と作戦会議をした。神姫バスを課金したところで辿り着くところが明石駅。さすがにこれはボツ。山陽バスはできるだけ避けたい。ということで、54系統を選んだ。多聞団地口を経由して舞子駅に行くバスだ。

本当に多聞団地へ入っていく

急な下り坂を下りながら幹線道路から狭い道に入り、急な上り坂を上っていくとそこには最高にエモい「レトロな団地」があった。バス停の前には集会場にちょっとしたお店に交番。遠くの方から給水塔と思われる高い建物が見える。団地マニアやレトロ好きにはたまらないところになるんじゃないかな。ちなみに近くに宅地開発中の土地もあったが、一軒も建っていない状態だった。

Twitter民の間では有名店のナワジョティ

僕にとっては念願のナワジョティ。インドネパール料理で有名なお店でチーズナンが名物らしい。しかし、チーズナンは重たすぎるのでBランチセットを注文して、カレーはチキンカレーとキーマカレーにした。

見てください!この大きなナン!
迫力満点!!!

カレーの辛さはマイルドにしたが、スパイスのコクと深みがあり、おかわりしたいほど美味しかった。スパイスもそうだがベースがしっかりしている前提でスパイスのコクと香りを引き立てっているといった感じだろうか。
ナンはふっくらもっちりで冷めても美味しい。食べごたえがあるのでこれだけでもお腹いっぱいになる。今までこれだけ美味しいナンに出会ったことがなかっただけに感動した。また機会があれば食べに行きたい。

明石海峡大橋を眺める

久々に間近で明石海峡大橋を眺めた。

アンカレイジの部分が大きいこと
圧倒的なスケール

プロムナードへ

料金が300円だからと言って入って見学することになった。
高所恐怖症の方はもちろん、橋の揺れに耐えられない方は避けるべき。明石海峡大橋は万が一を備え、意図的に揺れるように設計しているので。

パイプと点検用通路が見える
道路部分の裏側
神戸方面の景色
スリルな通路
明石方面の景色
こんなところにハトがひと休み

プロムナードを見学した後、周辺を散策したがあまりにも暑さにJRの駅へと向かった。

しあわせの村へ目指す

舞子から新長田まで12分で行けるか!

当初は17系統しあわせの村行きの乗車するつもりだったが、本数があまりにも少ない故に発車時刻が残りたった12分。しかも新長田駅は各駅停車しか停まらない。どう考えても無理ゲー。諦めて神戸駅から65系統ひよどり台行きに乗り、そこからしあわせの村行きのバスに乗り換えるという予定だった。しかし、僕が「阪急バスに乗れるなら課金した方がよくない?ひよどり台で降りたところで乗り換えのバスに乗れるかどうかわからないし」と言ったので、阪急バスに課金してしあわせの村へと向かった。
神戸の渋い下町を通り、そこからずっと上り坂。有名な鵯越俯瞰を通過し、さらに坂を上っていくとひよどり台という棚田のような団地群があり、時代に取りに残されたかのような町並みだった。
しあわせの村に着いたあとは、17系統二葉町行きのバスに乗ることにした。
幼い頃の僕にとっての生活圏を通るので、懐かしい気分だった。途中に「世界一美味しい牛スジカレー」と謳った看板を出しているお店を見つけた。当然、反応は「言うたな?」

爆走!急行64系統神戸北町行き

念願の急行64系統神戸北町行きのバスに乗車

三宮に戻り、急行64系統に乗車。やって来たバスがマニュアル車で思わず興奮した。地下鉄三宮駅前から新神戸駅前までノンストップ。この段階でかなり飛ばしているような気がするが気にしない。そして新神戸トンネルに入るとギアを一気に5速入れてエンジンをぶん回して鬼加速!
その衝動がマニュアルのスポーツカーに乗っているような感覚。他の車もスピード出して走行していたが、バスもスピード出して走行していた。
長いトンネルなので緊急放送が受信できるようにAMラジオを車内スピーカーに流すのも珍しい。そしてETCゲートを突っ込むと。
で、新神戸トンネル内は原則60km/h制限のような………

箕谷駅から谷上駅へ

神鉄箕谷駅前に降りたあと歩いて駅へと向かった。バス停から地味に離れているのは最早お約束ではあるが気にしない。地元民の間では「運賃が高すぎる神鉄」と呼ばれているが、いつの間にか一区間190円になっていた。事情を知っていたとしても高いと感じる。

電車を待っているときに、フラついてしまいホームから転落寸前だった。黄色い点字ブロックの内側にいても極めて危険な状態だった。
やって来た電車が3017編成。神鉄3000形の後期ロットだ。デビューした当時から沿線民の間で「ウルトラマン電車」の愛称で親しまれている。
ちなみに僕は3000形の前期ロットと後期ロットの見分け方ぐらい知っている。
神鉄谷上駅に着いたあと、いったんは改札に出て散策したがずいぶん寂しくなった。駅ナカがシャッターだらけで、マクドナルドは数年前に撤退した。バブリーで豪華な駅ビルが虚しい状態。どうしてこうなった。
そして、地下鉄北神線に乗り換えて三宮へ戻った。

解散

当初は三人で渦森台まで行く予定ではあったが、僕は体力が持たないと判断し、三宮で別れることになった。もう少し行きたかったんだけどねぇ。箕谷駅でホームから転落しそうになったということは、これ以上行くと危険な状態になるということだから諦めざるを得なかった。

オフ会の総括

僕にとっての原点に訪れたことや普段は行くことがないところも周れたので本当によかった。正直、僕がもう少し体力をついていればなぁとは思った。
しかし、1日でこれだけ周れたことは十分だろう。今度はひとりで行きたいなぁ