見出し画像

がんばってそこそこの人間が、デキる人間を妬んでいる話。

たまに、「いいライターってなんだろうね?」という話が出る。
なんでしょうね、分からんな……ジャンルによっても違いがありそう。
分からんのでとりあえず、自分では真面目に書いて、〆切を守ることぐらいしかできない。
長いお付き合いになってくると人当たりの良さも大事になってきそう。
文句が多かったり、攻撃的だったり、ミスを人のせいにする人は嫌じゃないですか。仕事と言っても、人と人が仕事するわけだし。
と、思って、低姿勢で接しすぎた結果、「コイツには何を言ってもいいんだな」と思われることもあるのですが……そういう事態を避けるために、せめて、嫌なものは嫌、とハッキリ言うべきだなあ、と思う。

真面目にコツコツと。私の好きな言葉です。と言いたかったけど、好きでははなかった(シン・ウルトラマン、おもしろかったね)。あれっ。でも、それなら誰でもできることだから。

そんなふうに毎日を過ごしているから、たまに〆切をやぶりまくって仕事仲間に迷惑をかけているにも関わらず、原稿は良い評価を受けている人を見ると、「やっぱり結局はそこだよなあ」とため息が漏れる。「いいなあ」って。

「〆切は守らないけど最高のクォリティ」と「〆切は守るけどそこそこの出来」なら、編集さんは後者のほうがいい、というけれど、やっぱり前者は強い。原稿を出せばホームラン。それを期待して仕事も依頼する。なんだか野球の外国人助っ人選手みたいだな(野球はあまり詳しくないです)。
迷惑をかけつつも、仕事は続くし、ギャラも上がる。たぶん。知らんけど。
そういう人が羨ましいな、と思いつつ、そうそうホームランを打てるわけでもない私は、筋トレを頑張り、練習をし、打席に立てる回数を増やしていくしかない。そもそも、実力に差があるんだろうし、ちょっとずつ埋めていくしかない。
本当は、「〆切も守るし、原稿のクォリティも最高」なのが一番なんだろうけど、なかなか難しい。とは言え、そこを目指して毎日がんばるしかないのだ。
わかってはいるけど、今日はちょっと拗ねてみたかたっただけ。


ありがとうございます。 本と旅費として活用させていただきます! 旅にでかけて次の作品の素材に☆☆