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【映画の英語】フォレストガンプより


私は映画がもともと好きで、字幕翻訳に興味を持ち、それが仕事になりました。

学生時代などはお得な券を使っては毎月何本か
劇場で見てたように思います。
今は、めっきり劇場へ足を運ぶ機会は減りましたが。。。

さてそんな中、今でも心に残る、映画のセリフをご紹介します。
「Forrest Gump」  より

My mama always said
"life was like a box of chocolates. You never know what you're gonna get."

「ママは言ってた、人生はチョコレートの箱みたいって、
食べるまで中身は分からない」

フォレストの母が、幼いフォレストに言った言葉です。

セリフを解説しますと、1文目は
Mama always said [life was like a box of chocolates]

最初の「ママはいつも言ってた」の内容が
後半の[life was like a box of chocolates]となります。


これは文法的には「that節」の「that」が省略された形です。
Mama always said [that life was like a box of chocolates]


また、この文の「like」は動詞ではなく、
前置詞の「~のような」という意味になるので、
意味は「人生は箱入りのチョコレートのようだ」となります。

そして[that life was like a box of chocolates]の節全体は、
動詞「said」の目的語になるので、
ママは「人生は~のようだ」といつも言った。
。。。となるわけです。

そして2文目
You never know [what you're gonna get].
この文の「You」は「あなた」という意味ではなく、
「一般的な人」を指しています。

また「You never know」は否定の意味なので、
「あなたは絶対に知らない」となり、
何を知らないのかという目的語は、
[what you're gonna get]が示すものになります。

その結果「何を手に取るかは、思いもよらない」になり、
比喩の表現として成り立っています。

Mama always said life was like a box of chocolates.
You never know what you're gonna get.
ママは言ってた、人生はチョコレートの箱みたいって、
食べるまで中身は分からない

ここで言っている「a box of chocolate」は、
いろいろな中身や形をしたチョコレートが入った、
箱入りのアソートチョコレートのことです。
人生のいろいろな出来事や経験を
いろいろな味のチョコレートに喩えている訳なんですね。

人生、思いもよらないことが起きるのは、
皆さんもご存じのことだと思いますが、

それを幼いフォレストに分かりやすく
チョコに喩えて説明したことによって、
未来に対して不安よりも、
ワクワクのほうが感じられますよね。

さり気ないセリフの中に隠された優しさを感じる、
大好きなセリフです。

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