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明日から使える「人」と「心」の動かし方

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行動経済学や認知心理学を通して人とその心はどう動くのか?探求していくマガジンです。ほぼ毎日140字でエッセンスを載せています。
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#人間心理

デザインを認知させ、機能を使わせ、最後にストーリーを伝える。スッキリした外観で(デザイン認知)、最高のパンが焼けて(機能を使う)、最後に企業哲学を知る(ストーリーを伝える)BALMUDAは最高かよ。使いやすさがコモディティ化するならデザインは感情や認知を揺さぶる役割になるかも。

こびー
4年前
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脳を騙す小さいデザインで行動を変える

小学生くらいからモテたくて人間心理に興味を持っていましたが、この1年間で興味が爆発し、な…

こびー
4年前
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行動を促すには感情に訴えかけることが大事だけど、次に必要なのは「具体的な指示」5W1Hで指示をするくらいでいい。モチベーションがあっても、何をすればいいか曖昧だと人は迷ってしまい行動に移しづらくなってしまう。

こびー
4年前
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たとえそれが正しくなくとも、知っている情報や身近な情報を人は高く評価してしまう。そういう情報に触れるたびに馴染みが深くなり、よりその情報を信頼する。耳障りの悪い情報は自然と避けてしまう。これは今まで信頼してきた情報を覆したくないし、もしそれが起これば認知的不協和が起こるから。

こびー
4年前
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人は得る可能性より失う可能性を過大に評価してしまう。「5,000円お得です」より「5,000円損です」の方が強力なメッセージ。「二度と手に入らない限定商品です」は機会を失うことを感じさせて購買につなげる。欲しいから買うのではなく、手に入らないから買うとしたらどうビジネスは変わる?

こびー
4年前
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意志があってから行動が起こると思いがちだが脳神経学的は否定されている。ベンジャミン・リベットの実験では無意識下で手首を動かす信号が脳波に出て、意志が生じ、最後に手首が動く。行動が先にあって、意志が「後から作られる」ことになる。意志より行動に働きかけた方がいい理由はこれかもしれない

こびー
4年前
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格差が小さいほど争いが激しくなる。上に行けると期待してしまうほど格差に対して不満がたまる。圧倒的格差があれば妬まないが能力が同じ相手に対して自分が劣っているとは思いたくない。だからライバルや競争相手がいると成績が伸びる。手が届くか届かないか、この微妙さが人を駆り立てる。

立ち止まれる力

あるビジネススクールで行われたケーススタディを紹介します。 ーーーーーーーー 登場人物は…

こびー
4年前
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他とは違うことで人の注意を引くことができる。周囲との比較で人はモノを認知することが多い。一部分を変えたり、あえて隠したり。壁に穴が空いていれば覗きたくなるし、秘密にされると知りたくなる。

こびー
4年前
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カルト宗教の予言(明日世界が破滅するなど)が外れたとしても信者は信仰をやめない。自分が信じているものが間違っていたと思うよりも、他に理由をつけて(教祖が破滅を延期させた)自分の信仰は間違っていないと思いたい。ホメオスタシスは精神にも影響している。

こびー
4年前
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「気持ち」より「環境」に働きかける方が簡単に動いてくれる場合が多い。あの人は不器用だから、几帳面だから、シングルマザーだからとか原因が人にあると思ってしまうのは「根本的な帰属の誤り」という認知バイアスの1つ。時にはアクセルを踏ませるより、ブレーキを離してもらう方がいい。

こびー
4年前
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「少なくとも〜できるんじゃないか?」は何かを始める時に最適な問いかけ。人は分からないモノ・今までやったことのないモノに不安を感じてリスクを取りたがらない。まずは「これなら一歩踏み出せる範囲」を明確にしてあげる。哲学者メアリーポピンズも言っている「始めたら、終わったも同然」

こびー
4年前
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「意志が先に生じて行動が起こる」と考えられているが、人の行動の大半が無意識ならば意志を介さず、ほとんどの行動が起こっていることになる。実はデザインするべきは目に見える意識部分ではなく、意志を介さない無意識部分だとしたら、もっと人の行動は望ましい方向に導ける。

こびー
4年前
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官僚制度最大の特徴は「分業制」だ。全体のプロセスを見る必要がなく、個々人に振られた作業範囲のみ行えば良いので、結果がどうなろうと知ったこっちゃない。ホロコーストや東芝の粉飾決算などのように悪意を持った人が悪事を起こしているのではない。普通の人が環境やシステムのせいで悪事を働く。