極楽に行き損ねました
今日は軽めの話題。
先日悟空のきもちというヘッドマッサージのお店に行ってきました。
悟空の気持ちとは日本初のヘッドドライスパのお店。予約が超絶取りにくいことで有名です。
通常の睡眠と違いドーパミンなど快楽ホルモンを高め気持ち良すぎる幸福感が、頂点に達した状態で一気に寝落ちに導く「絶頂睡眠」の技術
とか言われたら、行きたくなりますよね?ね??
予約した時に、「頭皮を柔らかくしたい」「心地よい眠りを体感したい」など、お客さんの希望を取るのですが、その中に「本物の悟空のきもちを味わいたい」的なのがあって。選ぶよね、もちろん。
本物の悟空のきもち体験とはいかに!レッツらゴー!
銀座の異空間
エレベーターを降りると、この景色。くる場所間違えた?宗教施設??とオロオロしましたが、ちらっと顔を覗かせたらアオザイ風のワンピースを着た若い女性が奥から出てきて案内してくれました。ほっ
眠りの世界へ、いざゆかん
一通り案内を受けて、お会計は先に済ませて、いざ鎌倉。
扉の向こうはかなり暗く、幻想的な照明がうっすらと灯っていて、なんか…牛久大仏を思い出しましたw
【牛久大仏の体内】
光の道を通って、リクライニングソファーのある個室へ。中ではささやくくらいの小声で案内されます。ゆったりと椅子に腰掛けて、いざ施術に入ります。
確かにとても気持ちいいけれど、未体験ってほどではなく、程よく覚醒を保ちながらずーーーっと気持ちい感じ。例えるなら39度の温泉に浸かっているような、一定の心地よさが続いてる。絶頂睡眠か、と聞かれればちょっと違う感じ。
実際に体験をした友人からは「涅槃が見える人と地獄が見える人、真っ二つに意見が分かれる」と教えてもらったのでそのどちらにもいけなかった私は功徳が足りないということなのでしょうか。もしくはもっと悪どいことをすればよかったのか。
というわけで、その場予約をすれば3ヶ月先まで予約ができる(予約サイトでは1ヶ月先までしかできない)ので、予約してきました。
内容とは全然関係ないところに感心した話
施術云々ではなくて、システムがうまくできてるなーー!というところなんですが、悟空のきもちって予約の取れなさが一つのブランディングになってるんですよね。
キャンセル待ちが合計で64万人ですよ!って言われたら、特別感があるんですよね。そんなにこのサービス人気なのか!と。
そのキャンセル待ち人数の多さは「来店時予約を優先している」ことにあります。ウェブ予約が取れないから、次も来たければ予約。来店を迷っていても後からキャンセルできるからとりあえず予約。が取れないから予約。そして予約枠は埋まってしまい、ウェブ予約の人はキャンセル待ちに登録をしてキャンセル待ちが増えるという流れ。
予約の取れないお店というブランディングと、リピーターを確実にゲットする方法を同時に成立させている、面白いシステムです。
涅槃にはいけなかったけど、社会勉強になりました。そして、次回もお布施してきます。
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