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生産性より大切なもの【就労B見学】

10月のアートイベントの打ち合わせで練馬の3B‼︎!sさん(就労支援B型事業所)へ伺いました〜


自立訓練が終わったあと、どこに行くの?というのは
障害分野の悩みあるあるだと思います。


生活介護…はそこまで必要ないし
就労…はちょっとハードルが高い
家…はこの先50年引きこもり?ってなるし


とにもかくにも家じゃない居場所が必要なわけです。

で、近年注目されて事業所も増えているのが就労B
雇用契約を結ばない就労で
一般就労や就労Aに比べて比較的ゆるく
自分のペースを優先しやすい障害者の方の働き先

…だと思ってたんだけど

目から鱗だったのが
最近は収益が高いことに価値があるとされ
就労Bも生産性を求めらるようになってきたと。


確かに、障害者就労の給与の安さは課題の一つだけど
障害者就労って、お金に価値があるんじゃなくて
自分の障害特性に配慮や安全がある中で
誰かと混じったり、喧嘩したり、仲直りしたり


仕事という活動を通じて
お金が発生したり
他人と繋がれたり
社会とつながれるのが
障害者就労の価値なんですよね。

そこをすっ飛ばして、生産性の高い仕事だからいいとか
ちゃんと仕事ができる人に来てほしいとか
(そう言いたい気持ちはわかるが)
何のための就労Bなんじゃと

確かに賃金は少ないかもしれない
でも、工賃を上げようとして
無理をさせるといういびつな姿になっていく
それは就労Bの本来の姿として
ちょっと無理があるんじゃないかなって思うんです

生産性に捉われないようにいるって
なかなか難しいことだと思うけど
その取り組みをされているって心から尊敬します


福祉の仕事は内職的なものづくり仕事が多かったのだけど
社会と自分達に価値がある仕事を増やしていく
そんな素敵な施設が近所にあるなんて
嬉しいな〜〜って思いました

将来のためにできることって
こういう、世の中がこれっていいじゃんウェーイってなってることに
本当にそうなの?ってことを投げかけたり
違う選択肢を残していくことなんじゃないかな


#就労B
#障害者
#リハビリ

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