やめるあなたを見送る
今日、1人退職しました。
コミュニケーションが抜群で、
場の取り回しも上手で、
頼りにしていた人でした。
「この仕事は好きだけど
体がもたないの」
そういってその人はピンクの靴下を
そっと渡して去っていきました。
どこの施設でもあるあるだけれど
本人の力+介助の力が
できる能力として判断されていて
本人の力が衰えても
介助が頑張ることで
歩く、立つ、動くがやれる=できているという文化。
年々、力が衰えて介助が増える
年々、体が大きい人が増えてくる
年々、私の体も老いてくる
その中でもう踏ん張れなくなったそうです。
残念です、とは言えませんでした。
その介助を許していたのには
機能評価をする私に原因があったから。
今まで通りの方法でやりたい。
本人が望むことを叶えたい。
それは大事なこと。
でも、その裏で
体に鞭を打ち、頑張ってるスタッフがいること
もう無理だと思うところまで来てしまったこと
それは事実です。
そこに歯止めを効かせられるのは
機能評価するセラピストの私だったのに。
正直大丈夫かな?と思うところはあったけれど
変更したいと声は上がってなかったし
まあ、できてるということだろう、と
甘く判断していた自分の愚かさに反省しかありません。
次こそは、の気持ちを込めて
明日からまた、頑張ります。
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