曲がらないとダメ?関節の角度のお話
こんにちは、りょーこです。
今日は膝の角度のお話。うん、理学療法士らしいね。私、理学療法士なんだよ、知ってた?
Twitter巡回していたらこんなツイートを見つけました。
おお、いいじゃないか!わかりやすい!!
で、それを元に作ったのがこちら。
うむ。我ながらわかりやすくできたぞ。図にするとわかりやすさが上がるよね。わかりやすいとテンションも。根が単純です、りょーこです。
動きに必要な角度を覚えておくと、患者さんの評価の時にとても役に立ちます。
一方で「この角度にならないと絶対できないわけでもないよね?」とも思うんです。
流石に正座とか蹲踞(いわゆるヤンキー座り)は確かにしっかり曲がる角度が必要だけれど、他のことは動き方を変えれば厳密にはこの角度に到達しなくても何とかなることを知っている。
代償動作(本来の動きとは違うけれど、違うやり方で実行すること)は、その人のできないを解決することでもあるからね。
ちなみに私も中学の時の怪我で右肘が完全に伸びないし曲がりません。なので、日常生活の端々で不思議な動きをしますが、まあ、何とかやってます。
歳をとってきて患者さんのことだけでなく、普通の人にも目を向けるようになったら、意外とみんな自分の体に不便を抱えながら暮らしてるんですね。
昔の怪我があるとか、元々持病があるとか、病気を経験しましたとか、今も療養しつつ働いてますとか。
だから余計に代償動作や、完全な体ではないことにダメ出しをする気にはなれなくて。
いいじゃん、できてるんだから。
いいじゃん、頑張ってるんだし。
ってね。
生活期と言われる、治療ステージとは違う価値観が生きる場で仕事しているから余計にそう思うんだとは思うけれど。
だからこそ、知識として角度の必要性を知っていることと、知恵として角度にこだわらないことを両方持って仕事をしてます。
何事も、バランスですね。
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