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医療デザインサミット2022の振り返り グラレコ編

2022年11月19日、医療デザインサミットが開催されました。

デザインという切り口で、医療や介護の課題を解決したり、しようとするトライを発表するという会でした。

医療にデザイン?と最初は懐疑的だった人も、「デザインとは伝えることである」「デザインとは試行錯誤である」「デザインとは実現プロセスである」という様々な視点にたつと、日々の試行錯誤やこれまでの仕事で取り組んできたことがデザインだったと発見し、そこからは水を得た魚のように発表してくださいました。

最初の特別講演、建築家の山﨑健太郎さんをスタートとして、8時間(!)心に灯がともるような素晴らしいプレゼンばかりでした。

全てをつたえたいけれど、伝えられない…!ということで当日のグラレコで少しでも伝えられたらと思います。

社会課題解決に向けた医療デザインの羅針盤

まずは医療デザインセンター、代表理事の桑畑から医療デザインとは何か、そして我々はなにをするものなのかについて。
未来について、提言もしました。言ったからにはやらねばならぬ。
そうだ言い出シップ(いいだしっぺ、リーダーシップ)をもっとやっていくのだ!

by れおな

建築家のクリエイティブアプローチによる実践

建築家の山﨑健太郎さんの建築デザインを紐解きながら、入院したいケアの場について。
病院には悲しむ場所が必要です、その一言に心打たれました。悲しみも、戸惑いも内包できることが優しさだと教わりました。
そうだ、入院するなら優しさのあるデザインの病院がいい、心の底からそう思いました。今の病院は監獄のよう、そろそろアップデートしてもいいのでは!

by りょーこ

HCD-HUBから、すべての人に、新たな出会いと発想を


場所をお貸し出しいただいたセントラルユニさんの取り組みついて。人間中心にデザインを取り込んでいて、今までになかったステレオタイプな病院づくりから一歩外にでた、出会いと喜びを感じる仕掛けがありました。こんな風に課題解決に取り組めたら、楽しいだろうなぁ。ワクワクするって大事な原動力だと思うの。

by れおな

地域医療デザイン

地域と医療。暮らしとやまい。切り離さず、ずっとそばにいる。それって言葉で言うことは簡単だけれど、やること、やり続けることはずっとずっと大変。その現場で長く働いてる方々の「どう我々は地域医療という場に喜びを呼び込むのか」という取り組み。
だれもが誰かに、そして何かに支えられている。それが伝わる胸が熱くなるお話でした。

by りょーこ

医療におけるデザイン教育の可能性

なんで医療の現場にデザインなんだ!?
きっと多くの人が思うこと。だけれどデザインはよりよい未来に向かっていくためのもの、これを活かさない手はない。デザイン=意匠という狭いカテゴリから解き放たれて、聴く者に自由な発想と、明るい未来に駆け出すエネルギーが沸き起こるような講演でした。


by れおな

サービスデザイン・プロダクトデザイン

笑いが沸き起こるプレゼンテーション。これもデザインの仕掛け?と思うくらい会場に笑いが起こる回でした。サービスデザインもプロダクトデザインもやろうと思えば、手は抜ける。でもその先にあるのは「そんなのいらないよね」の世界。そんな世界を否定する、もっと掘っていこう、もっと動いていこう、もっと、もっと、もっと。
そんな熱い思いが伝わってきました。業界disりは愛ある証、未来が良くなることに期待して。

by りょーこ

働き方デザイン

業務改善、働き方改革。そんな言葉もう耳にタコ、現場は変わらない、きっとこれからも変わらない。そんな絶望を弾き飛ばすような女性3人の発表。
コロナや超過勤務、子育て。自分たちの足を引っ張る悪者にみえるものを取り込んで、更にどうにかしちゃうのが私達よ!そんなパワフルさにあふれた働き方デザインチーム。

by れおな


HITO病院でデザイン経営を追い求めて

2人の二代目がトークする、デザイン思考の病院経営。今まで通りでは病院は衰退していく。それは経営という意味だけでなく、働く人、入院する人の幸せも衰退していくことも指す。テクノロジーを使い、もう一度人のつながりを取り戻す。どんなことが起きても柳のようにしなって乗り越えていける病院になるように。
二代目のクールで優しさあふれる病院経営でした。


by りょーこ


UXデザイン

UX(ユーザーエクスペリエンス)、人が味わう経験のこと。患者体験とは、辛い、苦しい、出来ない、悲しい、ひとりぼっち…どれも心が締め付けられるようなことばかりです。でも、病気だから仕方ない、できないから仕方ない、そんな言葉で終わらせない、できることが絶対あるはずという諦めないマンたちのITや新しい視点での挑戦です。若さとイケメン溢れるチーム。


by れおな

地域コミュニティデザイン

だれもが地域で暮らす…なんて素敵な思い。でも、それを実現するためには泥くさいことをやっていく覚悟がいる。その表裏一体を見せつけられてもなお、その想いに心震える熱さのある発表でした。私たちは、隣の人と手を取り合うことを本気でもう一度考えなければいけない時期に来たのでしょう。でもそれは衰退で仕方ないからじゃない。いま、お金以外で豊かになるチャンスが来たんだと思う。


by りょーこ

いかがだったでしょうか。

グラレコだけで終わらせるつもりが、各チームの素晴らしさを伝えたくてちょっとしたコメントも入れさせていただきました。
もー、本当に素晴らしいイベントでした!運営として携われたこと、心から嬉しいです。

最後に8時間の長丁場、2人で10作品作り上げたグラコチームです!
れおなちゃんとペアだからこそ乗り切れたんだと思います。
本当にありがとう!

かわよ!かわよ!
グラレコスペース


休憩時間は次の回の準備

発表頂いた方
現地においでになった方
オンラインでご視聴頂いた方
運営にご協力くださった方
頑張ってねっていってくださった方

皆様、どうもありがとうございました。
来年また、会いましょう!

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