出産、そして新生児育児

想像の5倍は大変だった新生児育児も今日で終了。明日から息子は乳児になる(生後28日未満を新生児と呼ぶため)。
怒涛の日々が続き、どんどん記憶力が失われているため、個人の備忘録的にここ1ヶ月の出産と新生児育児について書き記しておこうと思う。
すでに多くの記憶がなくなっているので、どこまで書けるのかわからないが。。。

もしかしたら、これから出産を控えている男性(育休取得予定)の方には、少しだけ参考になることがあるかもしれません。

1週間遅れの出産

2022年6月29日が予定日だったが、1週間前になってもうんともすんとも言わず、全然産まれる気配がなかった。毎週末「これが2人で過ごす最後の週末かもね」なんて話をしていたけど、こんな会話を3回くらい繰り返したくらい、のんびり屋だった。
だから、アルパカ牧場に遊びに行ったり、映画を見たりゆったりと過ごしていた。

予定日の健診では、1週間後に生まれてなければ入院するつもりで、と言われ、案の定その通りになった。

7月6日の朝に病院に行き、即入院。僕は病室までいけず、ナースステーションのところで看護師さんに荷物を渡して送りだした。

妻は検査をして、すぐに促進剤を入れ、徐々に強くなる陣痛に耐えていた。
迎えた翌日、ソワソワしてじっとしていられなかった僕は、義理の兄のところに行き、チャイルドシートのマットを買いに行き、かっぱ寿司でお昼を食べていたら、妻からLINEで「産まれた」のメッセージが。

急いで病院へ車を走らせた。

15分の面会

妻が出産をした病院は立ち会いはできなかったけど、感染者数が減っていた時期ということもあり、出産直後に15分だけ面会ができ、抱っこすることができた。
感動と心配と、まだ残っているソワソワと、やらなきゃいけない手続きなどなどが頭を駆け巡り、とても複雑な感情だったように覚えている。
でも、一番は母子ともに無事だったことに安堵した。

新生児育児スタート

産まれてから5日間は入院し、その間は会うことができないので、僕は出生届けなど、手続きを行った。

退院からの育児スタート(最初の1週間)

迎えた7月13日(水)、いよいよ退院の日がきた。
チャイルドシートを載せた車を走らせ病院へ向かう。先にお会計を済まし、待っていると小さな人を抱えた妻がやってきた。
最初に言ったのは「ちっちゃいね」だったような、妻への「お疲れさま」だったかは覚えていない。最初にかける言葉も考えられていなかった。

子どもを車にのせ、西松屋に寄り、スタバでドライブスルーをして妻の実家へ帰宅。
ベビーベッドに少しの装飾をして迎えいれた。

息子が家にきて最初の一週間のことは、正直よく覚えていない。出産で疲れ切った妻を助けながらなんとかやらなければという気持ちと、はじめてのミルク、はじめてのおむつ交換、はじめての沐浴、はじめての寝かしつけ、、、はじめてのことが多すぎて夢中でやっていたら過ぎ去っていた。

あれがない、これがないと、毎日のように近所の薬局やダイソーに行った。

3人ともしんどかった2週目

2週目になると、徐々に寝不足による疲労、記憶力の低下、タスク遂行能力の低下が顕著になってきた。1週目はアドレナリンも出て乗り越えることができていたが、連続での睡眠時間が3時間しか取れない日が続くことによる疲労の蓄積は相当だった。

新生児は2-3時間おきにミルク(母乳)をあげる必要がある。
うちは母乳とミルクのミックスだったが、はじめての母乳、妻も子どもをうまく出来ずに苦戦していた。
おっぱいをうまく吸えずに泣く息子を見て、うまくあげられずにごめんねと言う妻。うまくいかない日が続き、お互いにストレスが溜まっていた。

2週目がいちばんしんどかった気がする

救世主があらわれた3週目

近所に母乳相談で有名な助産師さんがいるということでコツを教えてもらっていたが、うまくいかない日が続いていた。病院での2週間健診を経て、再度訪問したときもうまくいかずに「ちょっと母乳はお休みしましょう」と言ってもらえた。

実はその数日前までは、夜は妻が息子を見て、昼は僕と妻が交代で見るシフト制を採用していた。しかし、疲労と睡眠不足がピークに達していた妻と代わり僕が夜を見て、妻には夜しっかり寝てもらった。
翌朝、妻が発熱した。乳腺炎だった。

この乳腺炎と、母乳のプロにお休みしようと言ってもらえたことで気持ちが楽になり、義理の姉にも進められた救世主となる自動搾乳機を購入した。

定期的に母乳を出すことができ、息子にあげることができることで妻の心と身体の負担は大きく減った。

僕はというと、この頃から一緒に夜も息子を見ることにした。3時間起きにミルクをあげ、おむつを変える。睡眠不足がピークに達し、胃腸の違和感が出てきた。
記憶力が著しく低下し、次に〇〇をしようと思った3秒後には忘れている。4つの品物を買い物に出て、2つしか買って帰らないこともあったり。
ものの名前が出てこず、アレ、ソレという会話しか出来ない。

家事なんてまったく出来ず、隙きあらば目をつむっていた。

少しずつリズムが出来てきた4週目(新生児終了)

一番しんどかったのが朝5時にミルクを上げ、息子が覚醒してしまうこと。そこで起きられると、大人の睡眠時間が本当に短くなり辛かった。昼寝をしても、やっぱり夜の連続睡眠時間が伸びないと辛いなと。

そこで、1日のミルクを上げる時間を3の倍数の時間にしようと決めた。
0時、3時(4時)、6時(7時)、9時(10時)、12時、15時、18時、21時

多少の誤差は調整しながら、この時間に沿ってやってみると、朝方の覚醒がなくなり、睡眠を確保することができるようになってきた。

ようやく、リズムが出来始めた。
布団をたたむことができるようになり、ご飯を食べたあとにすぐに洗い物ができるようになった。そして、このブログを書く余裕ができた。睡眠バンザイ。

ついに、今日で新生児が終わり(生後27日目)、明日から乳児になる。
育児が始まる前は、ミルクあげて空き時間でコーヒー飲んで本を読んだり勉強しようかなと考えていたが、そんなことはまったく出来ない。本なんて1ページたりとも読むことは出来なかったw
育児は想像の5倍大変で、その数倍の嬉しさと感動を与えたくれた。

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