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新社会人、そして社会福祉士になる

2022年4月1日、56歳の新社会人として仕事に行きました。また、責任がひとつ重くなり、あらため気を引き締めて仕事に取り組んでいます。3月に通信制の大学を卒業し、卒業とあわせて社会福祉士の試験に合格することができました。

国家試験の受験

2月に社会福祉士の試験がありました。初めての国家試験です。私の大学の試験はオンラインでした。そのため試験会場で試験を受けるのは何十年ぶりのことでした。たぶん20歳で運転免許を取得したとき以来です。

会場に向かう途中のことです。数人の人が会場の前でチラシを配っていました。その人たちは「試験がんばってくだーさい、ここにワンポイントが書いてあります。」そんなことを言っていました。そう言われると、受け取らないわけにはいきません。

会場に着き、そのチラシを見ると毎年出題されている項目が記されていました。なんて親切な人たちなんだろう、そう思いながらそのチラシの裏面を見ると、次年度の受験対策コースの宣伝が書かれていました。やがてそれが必要になる気がしてそのチラシをだいじに持っていました。

合格発表

3月に入り、合格発表が近づくと家族が結果を気にし始めました。私は、合格する自信がまったくなく、どんどん憂鬱になりました。また、発表の2、3日前は、落ちたときの言い訳だけを考えていました。

ところが、驚いたことに合格していました。やっと試験会場付近でもらったチラシを捨てることができました。

社会福祉士

今までの私は、「仕事は資格じゃないよ、やることをしっかりやって、結果を出せばいいんだよ」そんなことを言っていました。しかし、それは自己欺瞞でした。試験を受けて落ちるのが嫌、落ちる自分を受け入れるの嫌なだけでした。また、私の仕事は社会福祉法人の理事長です。今さら資格をとっても大きな変化はありません。そんな気持ちもありました。それが今回、大学に入学したことで、受験する勇気を持つことができました

本番はこれからです。資格は取るためのものではありません。資格は活かすものです。これからは、試験に向けて取り組んだ科目を実践で深めて「社会福祉士」という肩書に恥じない仕事をしなければいけません。利用者の皆さんが安心して満足していただけるよう支援を心がけます

残念なこと

3月末に合格証書が届きました。ネットで合格を知っていたものの、合格証書を手にしないと実感がわきません。合格証書を心待ちにしていました。また、大学の学位記(卒業証書)の左側に空きスペースがあります。そこに合格証書をはさみ込み2枚並べるのを楽しみにしていました。

しかし、試験センターから届いた封筒から合格証書を取り出すと、私の楽しみは一気に薄れました。紙のサイズが合いません。大学の学位記(卒業証書)はB5サイズです。それに対して社会福祉士の合格証書はA4サイズでした。入らない…。だからといって合格証書の周りを切るのもためらいます。ショックでした。

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その後、上質な紙に縮小コピーをして納めています。


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