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腰の手術から1年経過(後編)/歩けるようになりました

一年前の3月25日に腰の手術をしました。今日は、一年後の受診でした。

昨日のnoteに手術前の状況を書きました。腰が痛み始めてから約20年、お医者さんには、痛みと上手に付き合っていきましょうと言われ続けて、だましだましすごした20年でした。ところが、それに限界がきました。歩くことが困難になり、昨年の手術になりました。

今日は、同じように腰の手術で悩んでいる人がいたら、手術をしてもいいかなぁ…そう思っていただけるようなnoteを書きます

テレビで見たことがある手術室に入る

手術を受ける前は、まず下着を脱ぎ、ふんどしを身につけます。その上に手術着を着ます。その後、ベッドに横になったまま、病室の廊下を通り過ぎ、手術室専用のエレベーターで運ばれました。手術に入ると、たくさんの医療スタッフがあいさつをしてくれました。しかし、皆さん同じような服を身にまといマスクをしているので誰が誰だかわかりません。ただ天井にある、丸が幾つも連なったライトだけを覚えています。

そのあとすぐに麻酔で意識がなくなり、気がついたときは自分の病室に戻っていました。

辛かったのはその日の夜です。痛くて痛くて眠れず、何度もナースコールを押したことを覚えています。また、夜が明けるのを待ちわびていました。眠りについたのは明け方です。

手術の翌日から歩く

それでも6時ころには目が覚めて、普通に起き上がって朝食を食べることができました。

またその日の午後から歩く練習が始まりました。驚きました、いきなり普通に歩けるんです。今まで5分しか歩くことができなかった、それがまるで嘘のように歩けました。ただし歩いて良いのは病棟の廊下だけです。それから入院中、毎日、毎日歩き続けました。おかげで退院のころには30分続けて歩けるようになっていました。

歩ける喜び

退院をしたのは4月2日でした。その日から外の散歩にも出られました。まだ桜が残っていて歩くことが気持ち良いと思いました。家の近所に、大きな公園があります。この町に10年以上住んでいながらその公園を歩くのは初めてでした。歩けるということに初めて感動したのを覚えています。

それから一年が経ちました。今でも週末になると公園を歩いています。また、手術前は自宅から駅まではタクシーを使うのがあたりまえでした。それが今では歩くのがあたりまえになりました。すごいことです。

病院の皆さんには感謝しています。日本の医療はすごいです。それは医師の技術だけではなく、看護師さんたちのサポートが支えになりました。

元気になるというのは、傷が治るだけではありません。気持ちが前向きにならないと回復しません。病院の皆さんのかかわりは、がんばって元気になろう、そう思えるかかわりでした。

手術のおかげで世界が変わりました。今日、半年ぶりに先生にお会いしました。まだまだ働けますからがんばってください、と言われました。これからはこの健康を維持することが役目です。

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