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北千住、みんなが集まる人気の病院

昨日は自分の定期通院でした。子どものころから皮膚が弱いので通院しています。ただ、今の私の行きつけの病院は北千住にあります。私の家は横浜の保土ヶ谷です。片道1時間半はかかります。さらにその病院は、皮膚科が専門ではありません。でも評判も良いし、相性も良いので20年以上、お世話になっています。

その病院はいつも混んでいて、患者も子どもからお年寄りまで幅広く来ています。診察の際は番号札を取ります。でも小さい子どもが辛そうにしていると、お婆ちゃん順番をゆずってくれたりします。以前、私は家が横浜だというだけでお婆ちゃんに順番をゆずってもらったことがあります。

私の場合は、「見かけない顔だね、あんたどこから来たの?」と、聞かれ、「横浜」と答えると、「それは大変遠くから来たねぇ、遠いんだから先に(診察室に)入りな」とゆずってくれました。お婆ちゃんは、「私はこれといってどうってことはないんだから…」と笑っていました。

昨日も面白いことがありました。お婆ちゃん同士の会話です。ひとりのお婆ちゃんがもうひとりに話しかけていました。「最近、〇〇さんとこのお婆ちゃん、顔見ないけど、どっか具合悪いんかねぇ…」。昭和のころ、漫才ブームで流行ったネタそのものです。

その病院は看護婦さんも受け付けもありません。先生が一人ですべてこなします。今は、待合室の機械を押して番号の書かれた紙を取ります。でも数年前までは、来院したら、「最後の方、どなたですか?」と自主的に声をかけて確認しました。初めての患者さんには、「あんた私の次だからね」と先に待合室にいた患者さんが声をかけてくれました。

とても混んでいる病院です。でも誰ひとり文句もいわず、待合室で待っています。

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