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「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である

最近、『「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』という本を読みました。今日、求人応募者の面接があったので、本に書かれていることを参考にして面接をおこないました。

本には、礼節を重んじることで会社も社会も人間関係も良くなると書かれています。また、反対に無礼な人が近くにいると、無礼な人の周囲にいる人のパフォーマンスが落ちること、無礼な人の仕事の後処理に多くの時間を費やすこと、また無礼は感染し、その会社の生産性を落とすことが書かれています。さらには、無礼な人の相手をしていると寿命まで短くなると言います。

たしかに、私のそばにいる人を見ていると、無礼な人の対応をしたあとは声をかけづらいオーラを出しています。また愚痴も多く、仕事がはかどっているようには見えません。さらに無礼な人の仕事の後処理で悩まされていることも事実です。

ある支援者が、ご家族からの電話による問い合わせに対して「私は知りません」と無愛想に対応しました。私たちが行うサービスはいくつかの部門に分かれています。しかし、利用される人やそのご家族にはわかりません。簡単に「知りません」と応えてはいけません。謝罪をし、調べて折り返します、と伝えます。この件では、法人本部にお叱りの電話があり、必要以上に大変なことになりました。

本には、無礼な人を増やさないために、無礼な人を入れないことが重要だと書かれています。そのために必要な、面接時の質問も書いてありました。今日の面接ではそのいくつかを聞きました。

それは以下のような質問です。
 ・過去に起きた出来事とそれに対する対処法
 ・カッとなったこと
 ・仕事上でストレスを抱える場面とその対処法

さらに、面接で着目する点も書かれています。
 ・自分の行動に責任を持とうとしているか
 ・前職を悪く言っていないか
 ・礼節に関する話題を話すときしかめ面をしていないか

もっと早く出会っていれば良かった本です。

障害福祉サービスにかかわる者として気になったことが書かれていました。医療現場において、無礼な人がいる職場はいない職場と比べて医療事故が多いと言います。これは福祉サービスにも関係します。注意しなければいけません。そのためにはまず自分が常に礼節ある態度をとることから始めなければいけません。

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