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ご褒美は身近なものがよい(教える技術 4回目より④)

01月09日(木)から早稲田大学のエクステンションセンター中野校で向後千春先生の「教える技術」が始まりました。今回もそこで学んだことを障がいのある方への支援場面で活用すること、また支援者の働き方改革への活かし方考えて書いていきます。今日はその4回目の講義から学んだことを書きます。

グループごとの質問会議では、苦手意識を持つ分野の学び方について話し合いました。そこでの説明で、褒美の使い方について、気になる説明がありました。これは私がここ数年悩んでいたことに対する一番しっくりくる回答でした。昨日は、その悩みの始まりについて書きました。

私は、仕事の研修で、応用行動分析の研修に参加しました。そのとき、強度行動障害のある成人男性への支援で、動機づけにお菓子を使い、「よくできたね」と褒める支援が紹介されました。私はその支援に違和感を感じていました。

その後、アドラー心理学で、感謝と勇気づけの支援を知り、アドラー心理学を実践するようになりました。しかし、教える技術を学ぶと、即時フィードバックで相手を褒めていました。私は、支援場面で褒めて良いのか悪いのか悩みました。

アドラー心理学を学んでいく内にわかったことは、褒めるとか褒めないとか、言葉の問題ではないということです。私の言葉で、相手が自分には能力があるあなたは私の仲間だと思い、自分で自分の課題を解決していこうと思えるかどうかです。教える技術では、相手の成長を喜べるかどうかです。共通することは、相手を操作してはいけないということです。

さらに今回の教える技術では、ご褒美のあり方について説明がありました。ご褒美は特別なものじゃなくていい、日ごろ自分が好きでやっていることをご褒美にすればいい、向後先生はそう言います。

たとえば、スマホのアプリで夢中になっているゲームがあるとすれば、それをご褒美にすれば良いとのことです。自分で目標を立て、それができたらゲームをする、そういう感じです。

今まで、ご褒美と聞くと特別なもの、高価なものを想像していました。そうすると、がんばる目的がご褒美になってしまいます。そうではなく、自分の生活の中にある発生頻度の高いものをご褒美にするということです。

向後先生が、先週からスマホゲームの話をしていました。Toon Blastというゲームです。これが面白いというので、私もインストールしました。おかげで、これがいい褒美になりました。今、大学のテスト期間です。講の1章を終えたらゲームしようと、自分に褒美を与えています。


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