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メンワレのアルバイト

昨日、noteに自己紹介をしたところ、たくさんの方から「スキ」をいただきました。ありがとうございます。驚いています。

noteの内容は、「私は声が大きい」ということで、それが原因による迷惑と、かつて声の大きさで活躍をしたアルバイトのことでした。そのアルバイトのことを書き始めて思い出したアルバイトの思い出があります。

今日は、昭和のころの高校生のアルバイトについて書きます。

鮮魚売場でアルバイト

家の近所に大手のスーパーがあり、そこのアルバイトに応募をしました。そこでは面接の後、自己紹介のようなシートを書かされました。何を書いたかは覚えていません。しかし、そこに希望の売場という欄があり、私は「おもちゃ売場」にチェックを入れました。しかし、採用は、鮮魚、魚売り場でした。少しショックでした。

魚売場は、スーパーの地下にありました。エスカレーターを降りると、青果(野菜)、鮮魚、精肉と並んでいました。夕方になると、それぞれ値引きを始め、より活気づきます。私も大きな声で売場に立っていました。

そこに文句をつけてきたのは、精肉売場のアルバイトです。私に「うるさい」「肉のじゃまだ」と言い始めました。どうやらそのお店では昔から鮮魚と精肉は仲が悪かったようです。

鮮魚vs精肉

その後、より険悪になることがおきました。1階の雑貨売り場に、かわいい女の子がいました。最悪なことに、精肉売場のアルバイトもその女の子が気に入っていました。

事件は、お歳暮商戦の中でおきました。私は、いつものように店頭で新巻鮭を売っていました。その日は、私の横で精肉売り場も、ハムの詰め合わせを売っていました。そのとき、精肉のアルバイトが私に因縁をつけてきました。

「おい、ハムにウロコつけるなよ」
私も言い返しました。
「おい、内臓、落とすなよ」

あの頃は、こんなことが毎日繰り広げられていました。閉店後に売場裏の掃除をします。水をまいて、デッキブラシでこすります。そのときにわざと水をひっかけたり、そこにウロコが…、そこに内臓が…、とすぐにやりあっていました。そんなことをしていると、青果売場のアルバイトが間に入ってくれました。

我が家の女子高生は…

我が家の女子高生が、アルバイトを探し始めました。しかし、学校ではアルバイトが禁止されています。娘が私に聞いてきました。

「ねぇ、お父さん、メンワレしないバイトって何があるかなぁ」

「メンワレ」とは、表に顔が出ないアルバイトとのことです。

ふりかえれば、私が経験したアルバイトはめちゃくちゃメンワレしてました。私の高校も、アルバイト禁止でした。しかし、まだまだ校則もゆるい時代でした。

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