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120人の係長さんへ伝えたいことの1つは、「練習の機会をつくること」


週3回配信しているメルマガ「強み探求の旅に出よう」の2月13日号に、翌日に登壇を控えた東京都市町村職員研修所主催の「自治体改革セミナー」で伝えたいことを書きました。

セミナーを受講されていない自治体職員の方々にも参考になると思うので、こちらに転載しておきます。


🟧 120人の係長さんへ伝えたいことの1つは、「練習の機会をつくること」


いよいよ3時間の講演が明日となりました。

東京都市町村職員研修所というところが主催する、「自治体改革セミナー」という講座になります。

講演タイトルは、「これからの自治体職員に求められる人のマネジメント」

どうやら120人前後の係長さんたちが申し込んでくれたらしいです。

ありがたいなぁ。

思わず笑いが起こる、なんていう話術はさっぱりないのですが、

言葉が心に残る、と言ってもらえることが多いので、そこを強みと信じて楽しんでこようと思います。

自治体の人たちって、住民を前にしてとか、保護者を前にしてとか、いろんな場面で説明したり、考えを述べる場面というのが想像以上に多くあるんですよね。

こういった場面で上手にしゃべれると信頼されて仕事も前に進められるのですが、うまくしゃべれないと、本当に炎上します(笑)

今まで実際に炎上する場面を何度見てきたことか…。

それで、炎上を目の当たりにしてたころに、「あ、考えてみると練習の機会ってないな」ということに気づいたんです。

住民や保護者を前に説明する場面なんて、スポーツで言ったら試合本番です。

普段練習もしていないのに、いきなり試合に出てヒットを打ってこい!みたいな状態になっている。

これじゃあうまくいかないし、そんな人では説明される側も困ってしまいますよね。

だから、職場で係長さんから「どう思う?」「どこを工夫する?」なんて問いかけて、若手職員に練習させてあげる機会がとっても大事になってくるのです。

でも忙しいと、この「問いかける」が真っ先になくなるんですよね…。

そして練習がなくなって、いきなり本番で失敗して、後処理で仕事がまた増えていく…。

忙しいんだけど、問いかけることは大事だよ、練習させてあげてね、練習だからうまく答えられなくてもジャッジしないでね、って、このあたりを伝えてこようと思っています。

うまく伝えられるかな。

心から伝える気持ちを大切に、工夫して伝えてこようと思っています。

さぁ、楽しむぞ~。


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いかがだったでしょうか。

当日は最終的に102人の職員の方々に受講いただきました。

3時間もあったので、上に書いたことの他にも大切なこと、知っておくと有益な知識、実践で役立つ技術などもお伝えして、かなり情報密度の濃い講演をさせていただきました。
 
アンケート結果でもかなりの高評価をいただいたのですが、嬉しかったのは「実践に役立てるイメージが持てた」という感想を書いてくれた人が多かったこと。

102人の方々の行動が変わっていったら、その波及効果もきっと大きなものになりますね。

今後の職員の方々の活躍を応援したいと思います。





ーーー お知らせ ーーー

【出版情報】

(1) 強みの活かし方を書いた一冊です。公務員以外の方にも好評です。
『自分らしさを見つけて伸ばす 公務員の「強み」の活かし方』(学陽書房)



(2) 職場の後輩や部下とどう関わり、育てるのか。コーチング技術を活かした育成術を伝える一冊です。
『後輩・部下の育て方、関わり方  公務員の新・育成術  思考力・判断力を伸ばす7つの着眼点と実践 』(公職研)




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