星川亮司
アサヒ飲料さんの #炭酸が好き 文芸春秋さんの #未来のためにできること を題材に、数ヶ月前に、小説の下読みさんが読みたくないと言った。 中年男性と若い女性が親しくなる話にからめて、スランプ小説家とアイドル(涼宮未来)のために、シュワっとするお話。
「俺は、賞を獲り書籍化作家になる!」先週、右腕を突き上げ誓った。しかし、どうも上手く行かない。仕事から帰宅して机に向かうと、友人から遊びの誘いが来る。 つい先日も「焼肉きんぐ」の食べ放題に誘われ、たくさん贅肉をつけてしまった。ありがたいのだが、3kgも太った。それよりも、「今、俺は机に向かわなきゃなのに!」という迷いがある。 友人関係で悩んでいる。どこで学んだか忘れたが、近しい友人5人の平均が自分だと言われる。そこで、私の友人を見直してみた。 同じ脚本家の師匠に学んだ同
メンタルの病気を患ってから、時折訪れる「自分ストライキ」。それは、まるで突然訪れる嵐のように、僕の心と体を無力にする。 寝起きから、だるい、疲れた、何もやりたくないのである。 「そんなことは誰にでもある。大人は、皆、それでも仕事をし、家事をし、子育てをするもんだ」 と正論を言われたらそれまでだけど僕は無理をしない。だって、メンタルの病気で病院送りになったことがあるからだ。 今日が、そんな日だった。 土曜日は、決まって7時に馴染みの喫茶店へ行って、週刊
夜空に浮かぶ満月を見上げながら、一口おはぎをほうばる。部屋の中でエアコンをつけて過ごしていた暑さの盛りも、いつの間にか過ぎ去り、すっかり彼岸も明けた。窓を開けると、涼しい風が髪を梳《す》いていく。もう、ガリガリ君もいらない。そろそろ、ホットの午後の紅茶ミルクティーが美味しくなる季節だ。季節の変化とともに、心にも変化が訪れる。 夏の間は、2週間で中編1作品書き上げるくらい情熱を傾けていたのに、いつの間にか火は消え書けなくなった。 「オレの書き物は面白いのだろうか?
今日、2024年9月14日土曜日、バンドの練習のため大阪へ向かった。メンバーは同じ師匠に学んだ同門の親友だ。 バンドの練習が始まると、2時間ずーーっとおしゃべりしていた。まるで、学生。実際、47歳のおじさん2人。 話の題材が笑いについてだ。 親友が、「ミルクボーイの漫才の形は完成系」で、何回見てもおもしろいと断言するのだ。 僕は、そうは思わなかった。 「ミルクボーイは型にはまり過ぎて意外性がないから1回でええわ」 ダメだこりゃ。50歳手前のおじさん2人
紀州(和歌山のこと。昔は紀伊国と呼ばれていた)のドンファンと呼ばれた男がいた。 酒類販売などグレーゾーンの儲けを出して一代で成り上がり、数億円の資産を築き、派手に女性とアバンチュールを楽しむ人物だった。 「(小声)要は、成金で女好きな人」 ニュースによると、紀州のドンファンの最後の女性が現在、夫殺しの容疑で裁判中だ。 妻は、ドンファンより、55歳若い。 77歳のドンファンが、詳しくは忘れたが、空港で転んだ時に、親切に助けた後の妻になるA子さんに「無償の愛が
昼間、米を探して、スーパーを2件回ったが、どちらにもなかった。 期待せずに3件目に向かって自転車を走らせていると、「チッ!」と、商店街の信号待ちをする爺さんとすれ違い様に舌打ちされた。 前を横切っただけで、何も迷惑はかけていない。仮に迷惑をかけたとしても、一瞬、視界を遮っただけだ。 視界を遮られるのがそんなに気に入らないのか疑問だ。 僕だったら、信号待ちをする自分の前を例え遮られても、99%舌打ちなどしない。 だって、世の中お互い様、何か自分が迷惑
現在、2024・9・8 22:25。 本当は、明日もあるから、お薬飲んで寝ようと考えていた。朝に、執筆を済ませて、今日は午後からのーんびりWEBサーフィンして遊んでいた。 昨日は親友に、「もっと、人を信用しろ」今日は、ゲーム仲間に「暗い話は止めましょう」と、窘《たしな》められたり、話を切られたりした。 「あれ、自覚無いけど、僕闇落ちしてるのか?」 と、疑問を持っち自分を見つめ直した。 本当、自覚はないのよ、僕ってば昨日、今日、その前から、闇落ちしているの
職場のパソコンキーボードに不具合が出た。 通常、数字を打つと”1234567890”と打てるのだが、ボクのキーボードは”4567”は打てても他は打てなくなった。 これでは、職場でまともにシナリオを書けない。シーンナンバーなどで、1・2・3などは、必須なのだ。 ボクが、パソコンの使い方が荒いのかと言えばそうでもない。 ボクは、ブラインドタッチこそできないが、ポチリ、ポチリと人差指たっちだが、ハンマーで打ちつけるような打撃でタッチしてはいない。 その証拠に、
なんのタイミングだったか失念したが、Xのポストに木村忠啓先生が、いいね 下された。 ボクのくだらないポストに、いいね 下されるなんて奇特な方もいるもんだと覗いてみると、作家先生だった。 すみません、勉強不足で、木村先生をこれまで、存じ上げませんでした。 木村先生の固定ポストを見ると、朝日新聞出版さんから『慶応三年の水練侍』https://amzn.to/4cTtaJs が貼り付けてあった。 これは、浪花の下町紳士としては、一度、拝読させていただこうと、ポス
まず、最初に断っておく、今から書くことは、素人作家が、無責任に何の根拠もなく思ったことを一読者(読者でもない)として書く感想文だ。 昨日、Xのポストで、『宇喜多の捨て嫁』を描いた木下昌輝先生が、「歴史小説を読むときに期待すること……」を問われていた。 う~ん、歴史小説に期待することか……、あまり深く考えたことはなかったが、改めて考えた。 木下昌輝先生の『宇喜多の捨て嫁』https://amzn.to/4cNqltx は、……。(ごめんなさい、読んでません。読ん
【注意】この小説はフィクションです。 登場人物は架空の人物であり、登場する場所や、小道具などは、実在したり、しなかったり、ユーモア小説としてお楽しみください。 (全14話)です。 明日、10話〜14話まで予定。 よろしく、お願いします。 「金城さん、郵便です!」 表玄関から、配達員の声がした。 金城は、太枠の黒ウェリントン眼鏡をかけ、時折、目を細めながら机に向かいキーボードを叩いている。夏の間、綺麗に整えられたショートサイドパートの髪も自然に伸び、少し寝ぐせ
【注意】この小説はフィクションです。 登場人物は架空の人物であり、登場する場所や、小道具などは、実在したり、しなかったり、ユーモア小説としてお楽しみください。 (全14話)です。 明日、10話〜14話まで予定。 よろしく、お願いします。 金城は、未来のために小説を書く、シナリオを書くのは、これまで、意固地《いこじ》に凝《こ》り固まっていた自分の生き方を変えることだった。 それまで、自分の礎《いしずえ》となる道徳に則るカントと、個で超人を目指すニーチェの哲学の狭
【注意】この小説はフィクションです。 登場人物は架空の人物であり、登場する場所や、小道具などは、実在したり、しなかったり、ユーモア小説としてお楽しみください。 (全14話)です。 明日、10話〜14話まで予定。 よろしく、お願いします。 「17:00」 金城は、宇宙との擦り合わせで、新しい視点が広がった。 宇宙とだけ、擦り合わせをして、主役の未来と話さずに大阪へ帰るのは、違うような気がして、『Tropical Breeze』のライブを見て帰ることにした。
【注意】この小説はフィクションです。 登場人物は架空の人物であり、登場する場所や、小道具などは、実在したり、しなかったり、ユーモア小説としてお楽しみください。 (全14話)です。 明日、10話〜14話まで予定。 よろしく、お願いします。 ―2日後 PM10:00― 金城は、机に肘をつき、髪を搔きながら、パソコンのキーボードを叩いては消し、叩いては消し、シナリオに難航している。 「あー、もう!」 腕を組んだまま、背もたれに凭れ掛かり、大きなため息。 こ
【注意】この小説はフィクションです。 登場人物は架空の人物であり、登場する場所や、小道具などは、実在したり、しなかったり、ユーモア小説としてお楽しみください。 (全14話)です。 明日、10話〜14話まで予定。 よろしく、お願いします。 ―1週間後― 金城は、再び東京の文芸夏冬本社に呼び出された。通された会議室では、担当編集の玲子一人で、「三ツ矢サイダー」の平野と、その隣に、紙とセーラーのボールペンでメモを取りながら、もう一人、20代と思しき綺麗な女が据わって
【注意】この小説はフィクションです。 登場人物は架空の人物であり、登場する場所や、小道具などは、実在したり、しなかったり、ユーモア小説としてお楽しみください。(全14話)です。 本日、第4話〜9話まで、公開。 明日、10話〜14話まで予定。 よろしく、お願いします。 ―1ヵ月後― アパートの床に積み上がる本と赤字の入った校正原稿の山の間で、髪は脂ぎって乱れ、頬と顎は不精髭が伸び放題の金城が、右を向き丸まって死んでいるようかのように眠っている。 「金城さーん!