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【落ち込んだ時読んでください】第45話 『あなたが生きている今日はどんなに素晴らしいだろう


 
現在、2024・9・8 22:25。

 本当は、明日もあるから、お薬飲んで寝ようと考えていた。朝に、執筆を済ませて、今日は午後からのーんびりWEBサーフィンして遊んでいた。

 昨日は親友に、「もっと、人を信用しろ」今日は、ゲーム仲間に「暗い話は止めましょう」と、窘《たしな》められたり、話を切られたりした。

「あれ、自覚無いけど、僕闇落ちしてるのか?」

 と、疑問を持っち自分を見つめ直した。

 本当、自覚はないのよ、僕ってば昨日、今日、その前から、闇落ちしているの?

 自分では、むしろポジティブで面白おかしく、ノー天気に生きてるつもりだけど、そうは見えないのかな。

「やっぱり、自分の闇は自覚できない」

 で、のんびり、SNSを見ながら、自分に自信ない人とか見かけたら、声掛けする。

「花火を見せてくれて、ありがとう」

『明日好きに』(とか言う、高校生の恋愛リアリティ番組とか)「教えてくれてありがとう」

「○○さんは、今の感じ好きよ」

「今のままで十分かわいい」

 とか、下心なしに声をかけて歩いてる。

 で、ぼんやり、そんな、声掛けしてる”僕”はどうなんだろう……?

 と、思った。感じた。考えた。

「僕ってば、わけわからんよな。リアルな友人からは闇落ちしてると思われてるけど、SNSでは人が少しUPする言葉を出来るだけ呟いてる。いったい、僕って……」

 リアルとSNSでの自分の立ち位置が捩じれてどちらが本当の自分か見えなくなった。

 晩御飯食べてから、ずーと、ネットサーフィンして、やっぱり、声掛けして歩いても埋まらない虚無感がある。

 まるで、自分の虚無感を埋めるように、SNSでは人を励まそうとしてるんだなあと。

「でも、僕自身は、誰が励ましてくれるのだろうか?」

 そんな、ネガティブな葛藤があるから、リアルな友人たちからは、闇落ちしてると思われるのだろうか。わからない。

 先ほど、そんな混沌とした気持ちで、何をするではなく、ぼんやりしていると、歌が聞えた。

「♪栄光へ向かって走る あの列車に乗って行こう……」

 若い人は知らないと思うけど、47歳前後から上の世代は、御存じ、ブルーハーツの名曲が脳内再生された。

 もう、リタイヤ、世代交代の世代なのに、僕は、そんな青春の延長線上のような青臭い感性で生きてる。

「♪見えない自由が欲しくて、 見えない銃を撃ちまくる 本当の声を聞かせておくれよ」

 本当、僕がリアルでもSNSでも、発する言葉は、本当の声を話してるだけ、そのつもりなんだよな。

 陰口は言わない。同じことを本人にも言う。口上手も言わない。好きでも、嫌いでも(これは、黙っとく)イイこと、悪いこと、素直に伝える。

 こりゃもう、大人の思考じゃないな。

 でもさあ、僕は、精神の病気して同門の親友と母以外には裏切られたから、人間不信は確かにある。

 人間不信でも、自分は、弱った心の人には寄り添いたい。依存されない程度に。

 だって、誰もどん底の時って、救ってくれない。掌返したように離れて行く。僕は、少なくとも、そうはしたくない。

 たいした力もないから、いつも味方で居るし、応援の言葉位はかける。

「あなたが生きている今日はどんなに素晴らしいだろう」

虹灯りは、あなたにも差し込んでるよ。

〈了〉

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