ベーシストも本を読もう
ベーシストに限らずですが、皆さん「本」って読んでいますか?
「本」といっても様々なジャンルのものがありますが、ここで言う「本」は、音楽雑誌や教則本を除外します。
また、週刊誌とかでもなく、小説・文学書、自己啓発・ビジネス本などを指します。
今回は、そういった「本」の読書について書いてみたいと思います。
1. 全く無かった読書習慣
昔の僕は、恥ずかしながら読書をする習慣がほとんどありませんでした。強いて言えば、一時期推理小説にハマったことがあったくらいです。
(ちなみに音楽雑誌は、ベースマガジンは定期購読してました)
また、知人や友人の中でも、読書をしている人や本を読むことが好きだと言っている人はいなかったように思います。(知らなかっただけかもしれませんが...)
唯一、ある知人から「読書ってする?」「司馬遼太郎の本がいいよ」と言われたことがありました。ただ、「そうなんだ」と思うくらいで、実際に読むことはしませんでした。
2. 本から学ぶことの大切さを知る
それから数年後、ある場面で「本を使って読み合わせをしながら人から物事を教わる」という経験をしました。
その本には、自分の頭の中にあった知識や考え方などが体系化されてまとめられていたことに加えて、自分には持ち合わせていなかった考え方などについて書かれていました。目から鱗が落ちたような感じでした。
その時に初めて、本から学ぶことの大切さを知り、もっと早くからそのことを知っていれば、と悔みました。
もし、著者のような考え方を知っていたとすれば、あの時の自分の行動は違ったものになっていたかもしれない。と思うと同時に、違う生き方をしてきたかもしれない、とも思いました。
3.本を読まない人に一度読んでほしい本
藤原 和博 - 本を読む人だけが手にするもの
「なぜ本を読むといいのか」を教えてくれる本です。後半に著者がお勧めする本の紹介もあります。今まで本を読んでこなかった人、これから本を読みはじめようと思う人におすすめです。
4.まとめ
ベースの練習や様々なアーティスト・ジャンルの音楽を聴くこと、ライブを観に行ったりすることなどは確かに重要ですが、読書を通じて得た知識や学びが、音楽活動をより有意義なものとする一助になるはずです。
例えば、自己啓発本やビジネス書から得た考える力や洞察力は、音楽活動の戦略立案などに役立ちます。さらに、幅広いジャンルの読書は、創造性や感性を豊かにし、新たなアイデアや表現方法を見つけることができます。
また、バンド活動ではメンバー間のコミュニケーションやマネジメントも重要ですが、これらについても読書から得る知識でバンド内の協力関係を強化し、リーダーシップを発揮できます。
最後に、普段読書をしなかった方や読書を敬遠してきた方も、これを機に読書に興味を持っていただき、音楽活動はもちろん、読書が人としての成長にも大きく寄与することを実感していただきたいです。
音楽活動だけでなく、読書によってより豊かな人間としての経験を積むことができるはずです。
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