地理旅#7「エルサレム編〜青空の不協和音」
架けられた橋、架からぬ橋カタールを発って、ヨルダンの首都・アンマンに着いたのは18時過ぎ。外に出ると、日は沈んでいた。日較差が大きい乾燥地帯の夜は急に冷える。肌寒いのか、ちょっとした緊張なのか…鳥肌が立っている。
飛行機からタクシーに乗り換え、世界一厳しいと言われるイスラエルとの国境へ。整備された幹線道路を、タクシーは猛スピードで走る。市街地を抜けて丘陵地帯に差し掛かり、暗闇が前から後ろへと流れていく。今度は丘を駆け下り、どうやら死海へと続く「大地の溝」に差し掛かったらしい