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自ら分析する撮影のポイント#12~フィルターを使ってアナログ感を出す~

今回はフィルターを使ってデジタルカメラでアナログ感を出す方法をご紹介します。
先ずはフィルター有無の比較写真をご覧ください。
左がフィルター有り、右がフィルター無しで撮影したものです。

比較

恐らく、左の写真の方が柔らかい印象を受ける方がほとんどだと思います。
この柔らかさの秘密は、光を拡散させる+青や緑を鮮やかにする効果のあるOPF550-Lというフィルターで、ポートレート撮影での使用率はかなり高いです。

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滲むような光というよりは包み込むような光を表現できるフィルターなので、被写体のシャープさを残しつつ,柔らかい表現ができるんです。

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髪の毛の部分を拡大して見てもシャープさがしっかりと出ていることが分かります。

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逆光気味のアングルから撮影すると光の拡散量が増えて、さらに柔らかい表現ができます。オールドレンズのついたフイルムカメラで撮影した様な雰囲気のある写真を編集前から表現できちゃいます。
緑色が強く感じる場合は、編集で緑色の彩度を下げたり、色調を黄色に寄せたりして調整しています。

比較2

光学的に光をコントロールしているので、編集での再現が難しい表現が撮って出しで可能なのも重宝する理由の1つです。
撮影の段階で出来るだけイメージに近づけておくことで、極端な編集をする必要がなく、元の写真の色のバランスを崩してしまうこともなくなります。

OPF550-Lとオレンジ〜赤の色を鮮やかにするOPF650-Lについて詳しく書いた記事もあるので、気になった方は是非チェックしてみてください。

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