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自ら分析する撮影ポイント#5

今回分析する写真はこちらです。
仏具店が多く立ち並ぶ田原町周辺で撮影できた1枚です。赤い傘をさした人を見つけたので、街並みと絡めた撮影をしてみました。

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1.色を揃える

赤い傘をさしている人の先に偶然赤い看板の仏具店があり色を揃えて撮りました。店舗と服が暗い色だったので、赤が引き立っています。画面を構成している色が少ないので、補色ではなく同色にすることで全体がまとまって見えると思います。

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2.平行、垂直を揃える

建物を絡めた撮影では平行と垂直を揃えることを原則としています。
実際、建物は平行と垂直が揃って建っているので、明確な意図がない限り原則は守っています。画面を占める建物の割合が大きいので水平垂直がずれていると違和感を感じてしまいます。

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3.リズムを作る

窓の割付や店舗のドアの位置に注目して立ち位置を決めて、画面上にリズムを作りました。建築のファサードデザインにおいてリズムや対称性を意識するので、それらを活かした構図にするのもオススメです。小窓と大日堂の看板、赤い傘の人を中心に線対象になっていますし、窓と赤い看板の部分と下の店舗部分が1:1の構図になっているのもポイントです。
パッと見て綺麗な比率(1:1や1:2など)で画面を分けて構成するのもオススメです。

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4.Before / After

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コントラストと彩度を高めて全体を引き締めて、窓の色相を緑側に寄せて彩度を抑えることで全体の色味を整えました。



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