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カラー撮影をどうするか_ファイナル!

8月2日と9月3日の2回に渡って、今後のカラー撮影をどうするかについて投稿した。1回目は煮え切らずに現状維持の結論となり、2回目は理想のiPad mini型カメラを妄想して逃避した。

しかし今回!ついに決着を見た。たまたまだがいつも月初めに考えている。そういうサイクルで何か心がざわつくのだろう。

事情と条件をざっとまとめると…
カラーリバーサルフィルムの価格が高騰して、フィルムによるカラー撮影はキッパリとあきらめた。それに代わるものが欲しい。できれば現在のiPad miniでの撮影も兼ねたい。

モノクロほど時間をかけないし量も撮らない。出費はできるだけ抑えたい。iPad miniはワイドすぎるので35〜40mm程度で。気がつけばモノクロ専用機のK-3ⅢMも28mm(42mm相当)が付けっぱなしになっているのだ。

譲れないのはEVFとかいうファインダーは死んでも嫌。ファインダーを覗く意味は周囲を遮断して光景と直接つながることにある。誰かが作ったテレビのような映像を目の前に突っこまれるくらいならそんなものはいっそない方が良い。テレビやモニターは離れて見るものだ。

理想は富士フイルムのX100Vだが、高いし品薄どころか現在販売休止中だ。次にリコーGRⅢxだが今ひとつボディに魅力がない。実はGRシリーズはそのコミュニティーも含めて個人的にはあまり好きになれない。

ではあるものを使おうか。

ニコンのデジタルカメラは4台あるが、私的な撮影では大前提としてRAWで撮ってCaptureNX2を使いたい。大量に撮ってすぐに投げる仕事はJpegだけど。

D3。重い。無理。
D800。スナップでは使いたくない。
D500。NX2が使えない。
D40。力不足。

ないじゃん。

新たに中古で買い足すのはどうだ。

D700・D610・D7100あたりか。
でも一眼レフで撮るかなあ?
やっぱりコンパクトなカメラが良い。

以前の投稿にも書いたが、やはりカメラから寄せるよりもiPad miniから寄せよう。

小ささでパナソニックはどうだろう。ずっと以前に使っていて好印象だった。機種名も忘れている。ああGF1だ。あれに20mmで40mm相当が使いやすかったんだ。

LUMIX DMC-GM1かLUMIX GF10が良さそうだが、いずれも中古だ。なんか最近のデジカメは高級路線ばかりで、廉価機はすっかりスマホに白旗を上げているように思えるな。しかしこれからマイクロフォーサーズってのもなあ。

そこで富士フイルムだ。フィルムを縮小しているのに社名を変更しない富士フイルムだ。異業種が好調なのにフィルムを値上げする富士フイルムだ!デジタルだけど富士フイルムだ!

注:
富士フイルムの「イ」は大きい「イ」だ。キヤノンやキユーピーと同じ意味合いがある。ちなみに社名は「富士フイルム」だが、商品名の表記は「フィルム」と、小さい「ィ」である。

話がそれた。調べてみて、レンズ一体型ではX70とXF10に魅力を感じた。特にX70はかなり良いが中古が高い!ああでも28mm相当固定か。却下。

X-Proシリーズは機能的に最高だと思う。しかし最初に出た時に思ったが、どうにもあのデザインが受け入れられない。自分の美的感覚の危険アラートが点滅してしまうのである。どのみち今回の目的には大げさすぎる。

調べに調べて、FUJIFILM X-M1に決定した。

選んだ理由はまずEVFがないこと。小型軽量のボディに評判の良い撮像素子を積んでいること。程よい焦点距離のパンケーキレンズがあること。いろいろ調べるとマイナス点を述べている人もいるが、タブレットからのレベルアップと考えれば気にならない。

それと富士フイルムのデジカメの色の良さだ。以前に初代X100のブラックを持っていたが、Jpegの色がとても良かった。しかし残念ながらAF性能に若干の不満があって手放した。

今では当時のように難しい撮影はしないし、カメラに求めているものが違うので大丈夫だろう。頑固な部分はより頑固になるが、見栄を張ったり余計な向上心を持ったりということが良い意味でなくなった。年齢を重ねる良さである。

富士フイルムのデジカメには「フィルムシミュレーションモード」というものがある。要するに「スタンダード・ビビッド・ソフト」なのだが、それを「プロビア・ベルビア・アスティア」と称しているのだ。

フィルムのプロビア1本が4,000円近くになって諦めた。そしてデジタルのプロビアを使う。理にかなっている。

X-M1は2013年発売だから10年前のモデルだ。デジタル物で10年は大昔である。しかしこの時代の方が私が探している理想のカメラが多い。「スマホで充分」の人が今では圧倒的に増えたせいだろう。

上にも書いたが、最近のデジカメは高級路線に進みすぎだ。スマホからちょっとレベルアップしたい人向けのこの辺の後継機がなさすぎる。エントリーモデルこそベテラン好みなんだけどなあ。なんで分かんねえかなあ。

この1年ほど。「今日は視力1.5でライカで撮るぜ!」という日以外は、コンタクトレンズをやめて遠近両用メガネにしている。しっかり調整した眼鏡は遠景はほどほどに、中景から眼前25センチくらいまでしっかり見える。遠近両用メガネに慣れたので、こういうカメラを使う気になったのだ。

レンズはせっかくなのでXF27mmF2.8 R WRの新品にした。41mm相当で理想的だ。もっとワイドが欲しくなったら18mm(27mm相当)を追加すれば良いだろう。

しかし、XF27mmF2.8 R WRはずっと品薄で6週間待ちだ。部品の供給不足が原因らしいが、富士の品薄状態は酷すぎる。

届いたX-M1ボディは、ABランク表記だがほとんど新品同様だった。この投稿のためにマイクロレンズで撮って、初めてわずかなキズに気がついたくらいだ。プラスチックボディにテカリがなく、底部の石突にスレがないので、あまり使われていないのが分かる。

レンズがないのでボディを触っただけだが、プラ製ボディは高級感はないが作りの悪さは感じない。そんなに設定はいじらないので、最初に決めたらあとは押すだけになるだろう。iPad miniより起動が早くて良く写ればオッケーだ。

仕事と用事は
ニコンのデジタル一眼レフ
私事のカラーは
このFUJIFILMのX-M1
私事のモノクロは
ペンタックスK-3markⅢ monochrome
気まぐれにフィルムは
イルフォードFP4をライカなど各種カメラで

やっと落ち着いた。
1ヶ月半後のレンズの到着を待とう。


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