痛勤

8月20日月曜日、小雨のち晴れ

なけなしの有給をお盆につないで一週間の連休としたので、今日は久しぶりの出勤。

覚悟していたよりは空いていたけれど、出かけることがとにかく嫌だった(ついでに言えば早起きすることも)。
いやはや。休んでみるとわかることって、あるねえ。僕は仕事に「行く」ことが嫌いなようだ。(いまのところ、仕事を「する」ことが嫌いかどうかは不明)

* * *

後ろに立った不機嫌なおじいちゃんが、聞こえるようにと意識していたかどうか、舌打ちにため息をついていたのがダウナー気分を加速。

そうか。こうやって振り返ってみると通勤電車内にはびこる「不機嫌」に曝露されるのがずいぶんな負担になっているに違いない。
そりゃそうだ。自分と関係があるかないかは無関係に、やはり怒りや苦しみが側で発散されているときに無関心でいることは難しい。

逆に千葉のネズミーワールドなんかは、だいたいにおいて上機嫌の「たーのしー!」で埋め尽くされているので、よほど世をすねたこじらせ者でなければ喜びがミラーニューロンによってコピーされ自分も楽しくなるだろう。

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長時間、狭い車内、息苦しかったり暑苦しかったり、押し合いへし合い、逃げ場なし。押し付けられる他人の体も嫌だけれど、逆にそうおもわれている申し訳なさもある。

つまり、そういうことなんだろう。

通勤は、やっぱり無いに越したことはない。

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