味覚のマリアージュを愉しめるのは大人だからこそ?

3月31日日曜日、晴れ

レッスン前に2時間ちかく『メヌエット ト長調』をさらう。だいたい指は動くようになった。レッスンではアクセントや強弱などを指摘される。今回は音や拍の取り間違いはなかったようで良かった。

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レッスンのあとで待ちあわせてハグジードーナツへいく。しかし今日はテイクアウトしかないとのこと。ざんねん。
桜の塩漬けをあしらったサクラドーナツをふたつ買う。

キーコーヒーに寄る。トラジャを頼む。酸味も苦味もなく飲みやすい。

夕飯をどうするか──いろいろ考えた末、ちょっとひなびた感じのがいいなあとまとまったので軽く干した金目鯛に菜の花、そしていなり寿司を買って帰る。

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帰宅してコーヒーを淹れて妻とサクラドーナツを食べる。塩気がおいしい。

甘さの中に感じる塩からさだとか、相反する複雑な味を混ぜた調理って大人だからこそ楽しめるものなのかもしれない。昨晩ラ・クローヌで突き出しに出たキャロット・ラペ。これも人参の甘さと酢の酸っぱさが混じりあったもので、先日こどもらの弁当に入れたら珍しくふたりともが食べられなかったと残して帰ったのだとか。(苦手でも出されたものはできるだけ食べる、という教育が行き届いた子らなのだけれど)

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メイド・イン・アビスの最新第51話が更新されていた。

街の成り立ち──よくないんだとかつてヴエコが言っていた伏線が回収された。うん、たしかにこれは良くないわ……。
第50話の最後、倒れたヴエコが脂の味で回復するところで終わっていて、それに手をだしたのか罪深いな、とおもっていたそれはその通りだったのだけれど、そうか。1日で「死ぬ」というのと、せめて死んでから、というのは考えていなかったし、でも死ぬ前にということも考えていなかった。

大きく、大きくなっていくイルミューイ。ふたつの卵を抱えさせられて、しかしそうなったのは誰の欲望、夢だったんだろうか?

ワズキャンは「使った」とあるけれど、爆ぜていたんだから彼の夢ではなさそうだ。倒れたヴエコを救うために願った、あるいは救うために願わされたんだろうか。それとも死なないこどもを持つために?

ファプタがイルミューイだとおもっていたんだけれど。

ヴエコが言った「三つの『卵』はファプタに受け継がれたから…」は、何を意味しているんだろう? 欲望の揺籃? ひとつめはイルミューイが使って、ワズキャンが(おそらく)使いそこなっただろうふたつめがイルミューイをさらなる異形に変えて。それが叶ってファプタが生まれたんだとすれば、そもそも受け継がれる「揺籃」(卵)はなかったはずで。──あるいは「こども」「ヴエコ」「ファプタ」という三つの願い?

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ちょっとだけブレス・オブ・ザ・ワイルド。英傑の試練、リトの村に行ってリーバルの試練をはじめてみた。ククジャ谷で夜中まで待つとオルドラが降りてきて、その角が神々しく光り輝いている。これを矢で打ち抜いたところ祠が出現。攻略したらメドーの証がひとつ手に入った。みっつ集めると次の試練に進めるのだとか。先は長い。

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