13.初恋
最後の更新から5ヶ月も経っとるとは、、、
おしるこです。生きておりました。
活況に入ると自分のやりたいことに手がつかなくなりますね。いやぁ「毎月更新するぞ!」言うて意気込んでた過去の自分に謝りたい
相変わらず本はちゃんと(?)読んでるんです。学校とか面接の行き帰りの電車で特に
というとこから雑に繋げます。今回記録する作品は、読む手を止めたくなくて電車を見送ってまでして完読したものです。
作品名は「初恋」。作者はロシア文学作家のツルゲーネフ。
まず人物の描き方がもうそれは凄まじくて。背景・設定・身なり・表情、全てのバランスが計算尽くされたように登場人物の情報がすんなりと入ってくるんです。言い方が微妙ですが、モブがおらんというか。どんな些細なキャラクターも絶対的に必要みたいな。伏線とかの枠以上に緻密さがすごいんです。
それからなんと言っても人物間のストーリー。まじでいい意味で思ってたのと違いすぎました。
(以降ネタバレ)
ヴラジーミルがちゃんと特別だったところも、ジナイーダが全然弄媚女になれていないところも、何となく察していたけど父親が王子様であったことも、もう本当に全てを受け入れられないほど良かったです。あぁでもやっぱりヴラジーミルの初恋が報われて欲しかったな
何より自分の身の上の話を題材としていたことが驚きでしたが....。
いっちばん大切なところをばらしてあるものの、本当に読み物としての価値がすごいのでぜひ手に取っていただきたいです。
今年の夏は暑すぎるので、全然頑張らずにゆったりと過ごしましょう。ではまた近いうちに
文献:「初恋」 ツルゲーネフ 作 米川正夫 訳(岩波書店)
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