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『訪問リハビリテーション利用者のADL変化に影響する因子の検討-後ろ向き観察研究-』 についての考察

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「訪問 リハ ADL変化」
で上位に表示されます。

⚪️この文献を読んだ動機
「退院・退所していったあの患者さんは、うまく生活出来ているのだろうか?」
そう考えたことはないでしょうか。

「自分の退院支援は正しかったのか?」
私は回復期に従事していた頃、この問いに悩み続けました。
その答えを見つけたくて、訪問リハに従事して9年目。
今は私なりの答えを発信しています。

今回は、
「退院するとADLは低下する」
その前提で退院支援することの重要性を共有したく、選びました。

⚪️スタッフ赤田による考察
「退院後、1ヶ月でADLは低下する恐れがあり、予防が必要となる。」
とある。

病院で行えるリハビリテーションは、あくまで模擬練習。
在宅生活に戻った際に、必ずしもその練習の効果を発揮できるわけではない。
病院で想定されていた生活が営まれず、ADL低下を起こしてしまう方は多い。

では、
「病院に居たときのように在宅で生活出来なかった場合、どのように対処すればいいのか?」
という「退院後の生活は上手くいかない」という前提での退院支援が必要だと考えている。

現在、医療制度改革として、在院日数は短縮傾向にある。
これからは今以上に、「思ってた生活と違う」という例が増えると予想される。

病院で思い描いていた生活と、
退院して実際に始まった生活。
このギャップを埋める有効な手段の一つが訪問リハビリだと考えている。

主観的ではあるが、活動量低下により身体機能やADL能力が低下している方への訪問リハは、非常に効果が高いと感じている。
その活動量を、ベッドサイドの動きであるBMSを用いれば、比較的重度の方でも評価できる。
軽度の方には、LSA(Life-Space Assessment)やE-SASなどと組み合わせて使うとより網羅できるのではないだろうか。

今回は以上になります!

次回は、
投稿:8月26日(水)
担当:菅
となっております。
お楽しみにー♪

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