見出し画像

多ければコミュニティじゃない、多様性こそがこれからのコミュニティになる



最近仕事でよく出てくる、コミュニティ・地域・ファンクラブ。
今まではワードでしかイメージしていなかったんだけど関わるようになると深掘りしていくことには必然的になるんだよな。
YELLtumでもキーワードになっているから今回はこのテーマについてのnoteを書く。

『コミュニティ』ってなんだよ?

仕事で関われば単純にマイノリティ・マジョリティみたいな話では当然見れなくなるわけだ。
例えばコミュニティといっても組織なのか、地域なのか、仲間内なのか。
多分人によってかなり解釈も違うと思ってるんだよな。

俺は京都大学の文献なんかが面白いと思って、YELLtumにはそう言った考え方が入っている。(上のnoteに書いてあるんだけど)
コミュニティって言うと共通の趣味がある人が集まっている状態、って一般的なイメージがつきやすいと思うんだけど、それが成立しているのは他者に対しての『ふるまい』がある、それがコミュニケーションとしてコミュニティになる。
ごく要約するとそんな感じだ。
確かにな、と思った反面別にこれが必ずしも正解ではないとも思っている。
これが難しいところだな。

『コミュニティ』って大きいイメージがある、なんで?

ごく最近なんだけどWWDでこんな記事を見つけた。

まだ紙面は読んでないんだけど、世代間で括ること、これも一つのコミュニティといえるかもしれない。
世代間で括ることには意味は無いとは思っているが、ただの感想になっちゃうからな。
ここで取り上げられているのはeSports、ゲームだよな。
ゲームって昔はゲームばかりしないで勉強しなさい、の急先鋒だったと思うし今の30代ぐらいかな、ゲーム=オタクとかそんなイメージってあると思うんだよな。ネガティブなイメージ。
ただ確かに今は無い、尚且つなんなら仕事になってるしプロもいる。
確か賞金とか2億円ぐらい出るんじゃ無いかな、大きな大会だと。

それが今やオリンピック競技にも採用されるわけだ、面白いよな。
少し前だと考えられなかったと思う。

A)30代〜→ネガティブなイメージ
B)〜20代→ポジティブなイメージ

凄まじくざっくり分けたけど世代間によってゲームに対する感情、そしてコミュニティの見方って全然違うと思うんだよな。
多分今の10代とかだとプロ化されてるし、ゲームばかりして〜みたいな事って『は?』って感じじゃ無いかな。
世代間で分けるとこんな感じだけど年代に分けるとある一つの項目を切り取るとコミュニティの見方がかたやマイノリティと考える、かたやマジョリティと考える、これはコミュニティを考える上では面白いなと思うんだよな。

コミュニティって言う概念を外す

こうなると思うのがコミュニティって言うのは例えば2〜3人であってもそこに熱度があればコミュニティなんじゃない、多様的で良いんじゃないか?こう言う考えに行き着くんだよな。
外野がガタガタ言おうが好きなものは好きであり、別に関係ないでしょ、何か迷惑かけてるっけ?
何か今までの日本的な感覚では無い『個』を主語とした形に変化してきてると思う、変化というか元々あったんだよな。
それがSNSで『個』がメディアになり、それで良いんじゃないか。って事だとも思っている。
海外から見たらどういう事なの?って事でもあるけどな。

コミュニティを仕事で見た場合

俺たちはスポーツチームと話をする機会が多いんだけど、当然ファンクラブって言うコミュニティに向き合う事にもなる。
以前広告の仕事をしていた時も例えばF1層、F2層とかそう言う年代の括りに対してどう訴求するか?って結構あるんだよな。

この時に思ってたんだけど某トマトジュースとか有名な会社と仕事をした時に50代〜以降に訴求したいってお題があった。
で、調べてみると50代〜以降って趣味や思考が経験においてかなり細分化されていてごくパーソナライズをしていかなければいけない、当時で言うOne to Oneマーケティングが最も効果的じゃないかって結論になった。
出来ていたかは置いといてな。
ここでふと思うわけだ、それ年代とかもう関係なく無いか?話逸れるけど俺はこの辺からCRMとかMAを掘り出したな。

今あるファンクラブの考え方っていうのはあくまで〇〇が好き、そこに対して〇〇を提供する、って一方通行なコミュニケーションになってるわけだ。
ファンクラブビジネスとしてはアップデートされた無いじゃん、が俺の感想、そしてメールマーケティングもちょっと違う気がしている。

管理はレイヤー、コミュニティは横断

別に運営・運用自体が古いってわけじゃない、捉え方を変えるって話なだけなんだよな。
俺はレッズのファンなんだけどファンクラブに入っていない、そしてレッズが好きだけどDAZNしか見ない、Youtubeで誰かがあげたハイライトしか見ない、こう言う人もいるわけだ。
そしたらファンクラブが一方通行の体を成してる場合、俺たちコミュニティに入って無いわけ?となる。
そしてチームからしたこの辺は勿体無いよな、ファンがYoutubeで見てても儲かるのはYoutubeだけだし。(DAZNは分配金あるけど)

当然管理上は〇〇ってレイヤーで管理をする、当然細分化はもう少し必要だけど運営・運用は横断させるって考え方を入れると現代的だと思ってるんだよな。
90分試合みたいファンもいれば、5分で見たいファンもいる、でもロイヤルティは一緒、もしかしたら後者の方が高いかも。こう言う考え方は取り入れておきたいわけだよな。

管理を完璧にするのは限界があるのかも

こうなってくると流石に細分化しすぎて管理は限界だろ、って事にもなるよな。
俺の考えでは完璧に管理をする、なんて考え方は早々に捨てて参加してもらう、共に作り上げるって形をとった方が良いかもしれないなと思っている。

なんかちょっと逸れてるかもしれないんだけど、サッカーで言えばファンは12番目の選手な訳だから試合は11人だけど、運営は12人でやろうぜって事でも良いような気はするんだよな。
ヨーロッパとか南米とかそんな感じするけどな。

コミュニティに対しては答えがない

べらべらと書いた割には答えは無いんだよ、答えないものは一人で、チームだけで、考えても仕方ないな。
計算式が違うんだよこれだと。
みんなで決めよう、って言うのも一つの答えだし、当然その弊害もあると思う。
だからコミュニティって言うのは社会と一緒で常に不完全であり、生き物であり、その時々で変化していく。
そこに対してその都度どう考えていくか、こんなところじゃ無いかなと今は考えているな。
かと言って商売であればそこは商売はさせてもらうけどな。
なんだっけな、物理かな、解なしの時に∞(無限マーク)出る時があるんだけどコミュニティはこう言う見方をしたら∞が正解になり得るかもしれないな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?