RYOGA OKAMOTO

日本で1番美術館に行く大学生

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その行動はアートか?

これはアートで、これはアートではない。 こうあなたが判断する理由は何だろう。 美術館にあるからアート? じゃあモナリザが公園の柵にかかっていたらアートにならないのか? アーティストがアートと呼んだらアート? じゃあアーティストって誰のことだろう。どこからがアーティストでどこからがアーティストではないのか。 曖昧で範囲がよく分からないアートの範囲を理解する一つの手段として、 ヨーゼフ・ボイスというアーティストの提唱した概念から考えていきたい。 ヨーゼフ・ボイス

    • インターネット的な翻訳者:BANKSY

      BANKSY イギリス、ブリストルに生まれロンドンを中心に活躍するアーティストで正体について諸説はあるが、今だに謎の多い覆面アーティスト。 BANKSYの認知を確実なものにしたサザビーズオークションでの「シュレッダー事件」は、もう3年も前のことらしい。 時間が経つ速さに驚かされるが、その謎に包まれたプロフィールは?どんな作品があるの?のようなものを書いても少し検索すれば有象無象転がっているし、自分自身も退屈であるからストリートアートの歴史と文脈に沿ってBANKSYというアー

      • 【GO TO ART】 東京の街で見れるアート

        アートに触れられる場所は、美術館やギャラリーだけではない。 今回は美術館というアートの為の場所を抜け出して、いつも何気なく歩く東京の街で見られるアート作品を紹介する。 <LOVE> ロバート・インディアナ 誰もが知っている数字や記号、文字を主題に絵画、彫刻を制作するアメリカのアーティスト、ロバート・インディアナの代表作「LOVE」シリーズ。普遍的な言葉を平凡なフォントで表現するこの作品は、当たり前のことを一度立ち止まって考える機会を与えてくれる。 最寄り駅:都営大江戸

        • 最速でアートを学ぶ方法

          「詳しくないけど、見るのは好きなんだよね」 オススメの展覧会を聞いてくれたり、人気な展覧会には行ってみるという人の口からよく出るこの言葉。 なんで好きなら、詳しくなる為の努力をしようとしないのか不思議になるのだが、確かにアートは難しいし、いざ学ぼうと思ってもどこから学べばいいのか分からないとい気持ちはよく分かる。 それに、いきなり分厚い本を読むのも専門用語も多くて億劫になる。 そんな人にオススメしたい一番アートが分かるようになる方法は、 「好きなアーティストを見つけ

        • 固定された記事

        その行動はアートか?

          アート鑑賞に感性は不要だ

          私は感性が無いからアートが分からない。 アートを理解するのには、センスが必要だ。 あなたはそう思っていないだろうか? 感性というよく実態の分からないもののせいにして、アートを理解する道をシャットアウトしてしまうのはあまりにもったいなさすぎる。 アート鑑賞に必要なもの、 それは感性では無く、論理である。 アートというのは長い歴史があり、その繋がりの中で評価される。 そして、その評価をするのは「言葉」であり、言葉で評価されるということは、再現性のある論理的な展開が不

          アート鑑賞に感性は不要だ

          あなたがアートを分からない理由

          現代アート=難しくてよくわからないもの。 多くの人が現代アートに対して持っている拒否反応の原因は、パッと見て綺麗でもないし、第一に何が言いたいのか分からないことだと思う。 一方で、そういう人だって好きなアート作品があるとゴッホだったりモネの名前をあげる。 この違いはなんだろう。 ゴッホやモネの書くアートと、現代アート。 ゴッホやモネが分かって、現代アートはよく分からない。 今回は多くの人をアート嫌いにした諸悪の根源であり、現代アートのルーツである人物を取り上げる。

          あなたがアートを分からない理由

          この宇宙の全てはアートになった

          前回のnoteでは、ヨーゼフ・ボイスの社会彫刻の概念を紹介し、あなたが考えて起こした行動は全てアートだと書いた。 今回はもっと大胆にこの世の全てはアートなんじゃないかという話。 道端の草も、あなたも、あの大きなビルも、地球、それを飛び越えて宇宙の全てもアート。 そんな壮大な作品を作り上げた僕自身も大好きな赤瀬川原平というアーティストと作品のコンセプトを紹介する。 赤瀬川原平赤瀬川原平はとにかく多彩な人で、芸術のみならず、マンガ、文筆、写真など様々な分野で活躍した。

          この宇宙の全てはアートになった

          【2020年ベストプレイス】今年行って良かったトコロ(前編)

          前回書いた【2020年ベストバイ】が沢山の人から面白かったというリアクションをもらえたので今回は行って良かったトコロをピックアップ。海外に行けない今だからこそ行きたい日本の魅力的な場所10選を前編と後編にわけて紹介していく。 1.香川県庁舎(香川県) 丹下健三 まずは「世界のタンゲ」と称され多くの国家プロジェクトに携わったスター建築家、丹下健三による言わずと知れた傑作。安藤忠雄が建築家を志し、日本・世界の建築を見て回る旅で最初に訪れた場所でもある。 丹下健三はモダニズム

          【2020年ベストプレイス】今年行って良かったトコロ(前編)

          【2020年ベストバイ】今年買って良かったモノ

          有名ファッションメディアの人気企画、今年買って良かったモノが大好きな僕の2020年ベストバイ10選。 1.Maison Margiela x Mackintosh Trench coat まず1つ目は大好きなマルジェラから。去年もMargielaとのコラボのグレーのステンカラーを買い完全にはまっているMackintoshのゴム引きコート。ALYXとのコラボ、KIKOKOSTADINOVのコラボと合わせて4着目。2枚の生地に天然ゴムを塗り、圧着させて世界初の防水布を発明した

          【2020年ベストバイ】今年買って良かったモノ