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㊵プロット編c:ヒロインとの距離をどうやって縮めるか?【美しょゲを作ろう】
#美しょゲを作ろう の本編は、
この記事にて40本目!
このペースだと100は行きそうだね……
面白くなさそうな部分は、
少しだけ駆け足とかにしないと。
という訳で今日のプロット編からは、
少し速度を早めます。
思考については前回までと同じだから、
恐らく気にならないはず!
《今日は26クリックまで作るよ!》
前回までに作ったプロットがこちら。
Google ドキュメントにまとめてるので、
どんなんだっけなー?
という方はこちらをご覧ください。
※前回作った分のクリック数、
「選択肢を押す」部分を忘れてたので、
1個ずつ追加してます。
そして今日書いていくのは、
フローチャートの……
分岐F:
(遠くの爆発で)電車内が揺れて、
ヒロインが姿勢を崩す。
分岐B:
ヒロインとの距離が縮まる。
(イベントCG1枚目)
分岐Fは長短だけを決める選択肢。
(ルート分岐なし)
逆に、分岐Bは大きく変化する選択肢だ。
(ルート分岐あり)
この辺りまでを考えていこう。
なお、まずは本筋だけを作るので、
他の分岐については進めないことにする。
《突然の事態に、何を選択するか》
寝過ごしてしまったのだと勘違いされ、お茶目な方ですねと言われる。それから慌てて。
そういえば名前を言ってませんでしたね、とヒロインが自己紹介する。
この流れをぶった切るように、電車を揺らす演出。
「きゃっ!?」と叫ぶヒロイン。
急な揺れに驚いていると、ふらりと姿勢を崩すヒロインが見える。
これで2クリック。
その後に分岐Fの選択肢を持ってこよう。
ルートが変わる訳じゃないから、
5クリックほどで収束させる必要がある。
つまりは分岐Bの「ヒロインとの距離が縮まる」
という部分に流れを持っていく。
この選択肢で縮まるというより、
縮まるかを決める次の選択肢への繋ぎだ。
●選択肢「彼女の腕を掴む」:?クリック
●選択肢「大丈夫かと声を掛ける」:?クリック
こんな感じかな。
前者は距離が縮まるように思えるが、
ここではあくまでも一時的なものと想定。
(というかいきなり掴まれたら怖いよな)
そして本筋は、後者の選択肢だ。
●選択肢「彼女の腕を掴む」:5クリック
内容:
こけないように彼女の腕を掴んで支えると、驚いたように目を見開く。
「収まりましたね……」と揺れが終わったことに合わせ、支えてくれようとしたことに感謝される。
もうそろそろなんですね、と寂しそうにしてから、もう大丈夫ですよ言われる。
腕を離すと彼女はこちらに微笑んだ。
●選択肢「大丈夫かと声を掛ける」:4クリック
内容:
揺れの中、大丈夫かと声を掛けると、彼女はふらつきながらも少し微笑んだ。
揺れが終わったことに合わせ、「もう慣れましたから」と少し悲しげに。
あなたも大丈夫ですか? と問い、そのまま流石は男の人ですねと笑う。
こういった流れで、
もう一度共通ルートに戻そう。
《距離を縮める、寄り添う力》
次は選択肢を促すように、
ヒロインの台詞を1つ挟んでみよう。
○共通(1クリック)
もじもじしながら、「あの、少し……私の話を聞いてくれませんか?」と言われる。
これの返答として選択肢を用意する。
距離が縮まるような返しと、
縮まらないような返し。
この2つで考えることも重要だが……
今思うと、
「間違った選択肢を選ばせる」
ことも工夫していかねばならない。
すぐにグッドエンドへ行かないように、
試行錯誤の楽しさを作る必要があるが、
ここでは難しいので後の部分と、
全体が出来上がってからすることにしよう。
●選択肢「それよりも揺れについて聞く」:4クリック
内容:
避難する必要があるかもしれないと問うと、それを聞いた彼女はこちらが何も知らないことに気づく。
「そっか、あなたは……」と悲しげに呟く。
この揺れのことを、本当に知りたいんですね? 分かりました、と彼女が説明を始める。
→分岐B’へ
●選択肢「もちろんと頷き返す」:7クリック
内容:
頷き返せば、彼女はぱっと笑顔を咲かせた。
ここからヒロインの話。今日が最後の学校で、友達とさよならしてきたこと。
思わず泣いてしまったことを、弱虫ですよねと笑う。
●ミニ選択肢「優しい人なんだね」
→そんなことありませんよ、と言いつつ微笑む。
or
●ミニ選択肢「自分も泣くと思う」
→冗談に対して、お揃いですねと笑う。
彼女は別れの寂しさもあるけれど、それ以上に心残りがあるとのこと。
途中で小さな選択肢を入れてみたが、
物語への影響力が少ないから、
片方はクリック数を増やすかも。
《今日のまとめ》
とりあえずこれで、
本筋は26クリック目までプロット化。
もうそろそろ半分だ!
……まあ分岐後のバッドエンドたちも、
まだ残ってるんだけどね。
伏線が、なぜ読者に影響を及ぼすのか?
— 恒石涼平@フリーシナリオライター (@ryodist) August 27, 2020
記憶とは、情報の繋がり。
過去に知った伏線が新しい情報と繋がることで、脳の中で記憶が呼び起こされ、勝手に強化される。
その結果、読者の理解が深まって、印象や共感性が強くなるんだ。
この働きこそが伏線の力である。
(という脳科学混じりの持論です)
今後もプロット制作を進めていきますので、
応援よろしくお願いします!
では、また次回お会いしましょう。
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