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㊷プロット編e:物語を収束へと進ませよう。盛り上がりはここからだ!【美しょゲを作ろう】

#美しょゲを作ろう
プロット編の続きをやってくぞー!

前回の記事では、
45クリックまでのプロットを作成。
本筋で残すところは15個です。

今日はオートモードとして進む直前、
58クリックまで進めましょう。

《前回までのプロット制作》

昨日までのプロットがこちら。

そしてフローチャートにおける、
ここからの物語は……

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分岐D:
ヒロインにキスしてほしいと言われる。
分岐H:
「私のこと、好きになってくれますか?」
とヒロインに問われる。

この2点を元に作り、続きの分岐Aである、
「ヒロインにキスをする」シーンへと繋ぐ。

かなりの急展開にはなるが、
うまく作れるかアイデアを考えてみよう。


《キスを求める、不十分なワケ》

以下の続きから書いていきます。

でも貴方は何となく……話しても、受け止めてもらえる気がして。
彼女は少し俯いた後、意を決したように顔を上げた。

まずここまでの選択肢によって、
ここでフラグ分岐が生まれる。

選択肢を選ぶのではなく、
システム側が現状から判断する分岐だ。

変数管理で分岐させるんだけど……
そういった話は、
組み込み時にでもすればいいか。

ぬいぐるみにキス

ここではヒロインがこちらに対して、
「好意が一定以上持っているか」

で分岐をさせる。

■分岐「好意が一定以下」:2クリック
内容:
「……口に出せて、スッキリしました」と感謝される。
急にこんなことを言ってごめんなさい、と困らせたことを謝られる。
  →選択肢「そんなことないよ」「自分も恋をしてみたい」
■分岐「好意が一定以上」:3クリック/48(全クリック)
内容:
「私とキスを、してくれませんか……?」と言われる。
彼女はそう告げてから、更に顔を赤くして俯く。
それから深呼吸をして再度こちらを見て、切なそうな目で返答を待っていた。

とりあえずこんな感じで。
後者が本筋になる。

怖がりな猫

そしたら返答として選択肢を用意しよう。
クリック数に差を付けて、
片方は1クリック差でリセットされる形に。

●選択肢「分かったと頷く」:8クリック
内容:
分かったと頷けば、彼女は頬を緩ませる。
「良かった……でも、本当にごめんなさい」
「初めて会ったばかりの私に、こんなにも良くしてくれて」
「こうして最後に、貴方に会えたことは……きっと運命ですね」
「まるでずっと前から、貴方と出会うことが決まっていたみたいな……なんてロマンチストすぎますね」と笑う。
それから彼女はまた深呼吸をして。
ゆっくりと爪先を伸ばし、こちらへと顔を近付けた。
●選択肢「自分でいいのかと問う」:7クリック/55
内容:
さっき初めて会った自分でいいのかを問えば、彼女は頬を緩ませる。
「初めてのはずなのに、そんな気がしないんです」
「まるでずっと一緒にいたみたいに、気弱な私がちゃんと会話できていて」
「そんな貴方だからこそ……最後に、恋をしたいんです」
悲しげに笑う、そんな表情は彼女に似合わなくて。
今度はこちらから近寄り、顔を近付けた。

受動的か、能動的か。
という感じで選択肢を分けてみました。

流れのままに受け入れるのもいいけど、
好き合うのなら、真意を知っておかないとね。

さて本筋は後者、
残り3クリックを詰めて、キスへと持っていこう!

目標を掲げる女性


《最高にドラマチックな3クリックを》

3クリックで、分岐Hの……

「私のこと、好きになってくれますか?」
とヒロインに問われる。

これを入れ込みたい。
いや、最終的にはなかったことにして、
キスに行ってもいい
んだけどさ。

あくまでも無理な場合の最終手段。
とりあえず構成の通りに考えてみよう!

本を読む女性

ここはドラマチックさを演出するために、
文学的な地の文を使おう。
そしてヒロインの言葉を挟んで、
キスへと導線を引く……

そんな感じで考えていくと。

○共通:3クリック/58
すぐ傍に彼女の顔、産毛すら見えてしまいそうな程の距離。
「私のこと、本当に好きに……なってくれますか? なんて欲張りですかね?」と彼女はこちらを見つめながら言う。
そんな彼女への返事は言葉ではなく——

よし、これで59クリック目に選択肢を置いて、
そのままオートモード化すれば物語は完結。

……つっても最後の選択肢は1種類のみ予定。
最後の最期に、
「選択肢そのものの在り方」を変えることで、
世界に大きな変化をもたらす

まだ未確定だけど、
詳しくは次回に話そうか!

ノートパソコンを見る猫3


《今日のまとめ》

ついに本筋のプロットは完成間近。
一見すると、
内容がかなり薄く感じるけれど……

長さと選択肢の数的に、
「ある程度、別のルートを見ないと、
グッドエンドに到達できない」

システムにする他ないかな。

現状で最初から解放してると、
1回目のプレイで辿り着く可能性が高い。
それは企画のコンセプトからズレるし、
避けるべき事態だからね。

そこら辺の工夫は、
分岐後の物語を作る際に考えるとして、
今日はここまで。

また次回お会いしましょう。

くしゃみ中の犬

……と、最後にお知らせ。
私は成人向けのシナリオもよく担当してるので、
そっちの情報発信用アカウントを作りました。

美少女ゲームや音声作品など、
こっちも色々と発信していく予定です。

あ、未成年はフォロー禁止ね!

ではでは。

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