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目立たせるには、ルールを壊せ。
こうなったら、こうなる。
そういう暗黙のルールみたいなのが、
世界には沢山ある。
固定概念とか、当たり前だとか。
そういう風に言われることは……
逆手に取れば一気に目立つものへと変えられます。
今日のテーマは、
人々の根底にある「ルールの壊し方」。
そのメリットとデメリット、
おすすめの使い方までまとめます。
《ルールはなぜ存在するのか》
物事が存在し続ける以上、
そこには必ずメリットがある。
固定観念のメリットは、
思考する物事を減らすことにあります。
人はほとんどの時間を思考して過ごす生き物。
貴方が何も考えない時はいつですか?
恐らくほとんどないはず。
だからこそ瞑想というものがあって、
現代科学でもその効果が証明されてる訳だ。
そんな感じで考える生き物だが……
目の前にある全ての物事は思考できない。
情報が多すぎるから、
いちいち考えていられないんだ。
だからこそ、
考える考えないの取捨選択が行われる。
その時に捨てられたものこそが……
あって当たり前、という固定観念です。
つまりこれのメリットは、
「考える必要がないこと」。
ほとんどの人が理由もなく認めてくれるのだ。
創作者としても、
あらゆることを書くことは出来ないから、
ありがたい限りです。
だから考えなしに壊せるものではないのだ。
《ルールは自由を縛るもの》
ルールのデメリットは、
常識から離れることが難しいことだ。
(これが今日のテーマではあるが)
固定観念とは多くの人に共通するルール。
それを逆に言えば、
ルールを破ると皆が認めてくれなくなる。
倫理というルールの中で、
犯罪が認められず、嫌われるのと同じだ。
当たり前じゃないことは簡単には認められない。
そこから外れるってのは、難しい課題なのだ。
故に「自由」から程遠いものです。
あともう一つのデメリットは、
「それがルールだと気づけないこと」だ。
固定観念に疑問を持つってのは難しい。
だってそれが当たり前なんだから。
そして逆にあらゆるものへ疑問を持つと、
それはそれで作業が進まなくなる。
「これでいいのか?」
と答えばかり探してしまうから。
ルールか、ルールじゃないか。
その差を見つけるには、
ナゾを解くような閃きが、
必要になるのかもしれない。
《ルールを壊すと得られるもの》
ルールを壊すことにも、
またメリットとデメリットがある。
メリットは人に疑問を持たせられること。
思考につまずきを作れるんだ。
キャッチコピーとかもそうだけど……
読む人に、いい意味で疑問を持たせることは重要。
スラスラと読めることもまた重要なのだが、
それだけでは足りない。
適度に読み進められて、
また適度に考えさせられる。
ルールを壊せば、
そんな物語のバランスを作ることもできるし……
人の意識を向けさせることもできるのです。
デメリットはさっき前項で語った通り。
ルールを壊してしまうと、
人は容易に受け入れてくれない。
だからこそ多くの工夫が必要になるのだが……
今日はオススメの壊し方を2つ紹介して、
この記事を締めたいと思います。
《ルールを壊すなら、新たなルールを作れ》
ルールを壊すことを、ユーザーに認めさせる。
その一番簡単な方法が、
壊した先を「新しいルール」にしてしまうこと。
当たり前でないことを、
当たり前にしてしまえばいいんだ。
一番分かりやすいのは作品の世界観かな。
「賭ケグルイ」を例に考えてみよう。
《引用元:TVアニメ「賭ケグルイ」2期》
https://kakegurui-anime.com/game_rules/
賭ケグルイで壊したのは、
「賭けごとはいけないこと」という常識。
よりにもよって教育の場である、
学園内で賭けごとを行うことを常識に変えた。
そんな風に、
「ここではそれが普通なんだな」と、
新しいルールにしてしまえばいい。
《共感の中でルールを壊せ》
ただ世界観では規模が大きすぎる。
もっと小さくルールを壊すのは……
「共感させる」ことで解決できる。
当たり前のルールに対して、
反抗心やネガティブな感情を持つ人は多い。
何の取り柄もない自分でも、
沢山の異性からモテたいって思うのと同じでね。
じゃあそれを書けばいい。
「これでモテるはずがない」というルールを壊し、
「こんな私でも、可愛い子にモテまくる!」
という理想に対する共感を引き出すんだ。
あり得ないとは分かっていても、
好いてくれる人が生まれる。
その実例は世に沢山出てるからね!
《おわりに》
私はルールが嫌いだ。
ルールってのは選択肢を狭める行為。
固定観念に気付けない人は、
知らず知らず可能性を消しているのだと思う。
そんなルールを、
今日は物語の中で考えてみました。
まあ誰かの参考になれば幸いだ!
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では、また次回お会いしましょう。
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