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57プロット編l:相手の名前を知ることは、心の距離をグッと近づける!【美しょゲを作ろう】

よし、昨日の続き。
プロットを書いていくよー

今日は今書いてる分岐の終わり、
リセットされるまでを書いていきます。

振り返りはなし、
前回の記事を読んでくださいませ。

《残りのクリック数から展開を決める》

少し気持ちが楽になりました……あなたとここで会えて、良かったです。
最後は楽しく、笑って過ごしたかったから。
その言葉は寂しさを含んでいたものの、不思議と顔は明るくて。
名前も知らない少女の笑みに、心が解かされていく気がした。

この続きから書いていく。
現在で最短45クリック、
あと15回で強制リセット
だ。

直前が選択肢ではなく、共通で進むシナリオ。
ここらで選択肢を……と思わないでもないが、
クリック数を考えると微妙かも?

まずは大まかな構成を考えてから、
詳細を詰めていこう。

パソコンを打つ牛

パッと考えるだけで、手は3つ。

①(短めの)選択肢共通選択肢でエンドへ
②もう一度共通選択肢でエンドへ
選択肢共通でエンドへ

①だとそれぞれのブロックが短くなる。
②と③はオーソドックスだが、
③は今のところ作ったことのないエンド。

ここは変化を付けるためにも、
③の「選択肢」から「共通」で終わる形にする。

ノートパソコン


《この分岐、最後の選択肢を》

泣いているヒロインを笑わせて、
一安心した所で選択肢。

ここからのエンドは、
「彼女の名前を聞く」寸前でリセット
そこに向けて進めていかなければならない。

名前を聞く流れは選択肢のケツで入れるとして、
ここではもう少し距離を近付けよう。

ヒロインからの好感度が上がるような、
コミュニケーションをするぞ!

ぬいぐるみにキス

という感じで考えた結果がこちらになります。

●選択肢「笑顔の方が似合ってると伝える」:9クリック/54(全クリック)
内容:
笑顔の方が似合っていると伝えれば、彼女は少し頬を赤らめた。
そ、そうですか……? ふふっ、ちょっと照れますが、嬉しいです。
あなたも笑っている顔の方が、カッコいいですよ。
それに話もしやすくて、一緒にいるだけで不安がなくなってしまいそう。
これで悔いなく——
とそこで彼女は少し首を傾げてから、彼女はハッとした。
そういえば、自己紹介もしてませんでしたね。
確かにそうだ、とこちらも苦笑して。

  or

●選択肢「君と出会えてよかったと呟く」:8クリック/53
内容:
君と出会えてよかったと呟けば、彼女はまたくすりと笑って。
そうですね、これはきっと運命ですよ。
こうして笑って最後を過ごせる。こんな幸せは、運命としか言いようがありません。
そう言って微笑む彼女は、まるで芸術作品のように美しかった。
思わず見蕩れていると彼女は少し頬を赤く染めて。
運命の人なら、名前くらい知っておかないとですよね。
そういえば自己紹介もまだだったと思い、改めて姿勢を正して。

ちょっとだけ距離が縮まったかな?
美少女ゲームらしい感じにはなったので、
ここから締めを作っていきましょう。

目を見開いた猫


《ドラマチックに終わらせろ》

さあ、この分岐はこれで最後。

ヒロインの名前を聞く——
その瞬間に絶望のリセットをもたらそう。

最短で現状53クリックだから、
7クリックでそこに辿り着くようにする。

話の流れ的にはすぐ自己紹介できるが、
それでは構成が崩れてしまう。
引き延ばしと思われないように注意しつつ、
自己紹介までの会話を入れ込もう。

今回は「ドラマチックな雰囲気」を見せることで、
引き延ばし感を打ち消してみたい。

森の中で本を読む女性

それを意識して書いてみると……

○共通:7クリック/60
名前も知らないのに、こうして話をしてくれてありがとうございました。
私はあなたのことを忘れません。きっと、いつまでも。だから、その……
少しだけ彼女は視線を落としてから、こちらを見上げた。
そこには今まで見た中でも一番の、優しい笑顔があった。
あなたも、わたしのことを覚えていてくれると嬉しいです。
そしていつか……いつか、また会いましょう。
わたしの名前は——
  →リセット

こうしてようやく、
また一つの分岐が終わった。


《今日のまとめ》

まだ他の分岐はあるけれど、
シナリオは形になってきたかなと思う。

次回はプロット編を中断して、
「テーマ曲制作」「立ち絵のLive2D組み込み」
とかをやっていきます。

企画の終わりは依然として見えないが、
頑張っていきまーす!

では、また次回お会いしましょう。

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