マイアミWBC決勝戦観戦記録!
先日、滞在先のカナダからマイアミに行ってきました。
目的はWBC決勝の現地観戦。
日本が決勝まで来ることを賭けて、2ヶ月前にチケットもフライトもホテルも確保してた。
準々決勝までは危なげなく勝ち進み、
鬼門である準決勝はその決勝前日。
舞台も決勝と同じアメリカのマイアミで、時差ボケなどの影響も心配されていた。
僕らはトロント内のスポーツバーで観戦。
ここまで来たら勝ってもらわないと困る…!
でもほとんど負けている時間が長かったのでその間は絶望でしかなかった。
最終回裏、逆転サヨナラ勝利で僕らは人目をはばからず飛び上がって喜んだ。
翌朝、朝イチの便でマイアミへ。
アメリカ最南部なので24℃と初夏に近い気温。潮の香りも漂う南国の街って感じだった。
決勝戦会場となるのは普段MLBのマイアミマーリンズが本拠とするローンデポパーク。
規模はさすがメジャーリーグという大きさで圧倒された。
ここで日本代表とアメリカ代表の決戦を観れると思うと、選手でもないのに武者震いがした。
入場はかなりスムーズに進み、すぐにWBCグッズを買いにショップへ向かった。日本代表のグッズは大谷と鈴木誠也のTシャツくらいしかなく、とりあえず大谷翔平のTシャツを購入。本当は帽子が欲しかったけど売り切れだったみたいだ。
入った頃には侍ジャパンが打撃選手の最中だった。
やはり大谷翔平だけ飛距離が段違いで、打つたびに大歓声が球場を包んでいた。
選手入場シーンでは大谷、トラウトがそれぞれ先頭で国旗を持ち列を成して入場した。音楽や照明、歓声も相まってものすごい雰囲気で鳥肌モノ。
相手のアメリカは当然メジャー主力級がスタメンに勢揃い、破壊力抜群の打線で挑んでくる。練習の時も明らかに身体のスケールが違ったし、オーラも半端ないものがあった。
4万人弱の超満員のスタンドは日本ファン3割、USAファンその他が7割くらいのイメージ。所々「USA!USA!」のコールが発生し、それが伝染するとものすごいアウェーな空間が出来上がる。
先制したのはアメリカ、今大会打ちまくってるターナーの完璧な当たりのホームラン、スタンドはものすごいボルテージだった。
負けじと村上宗隆の超特大ホームランが飛び出す。僕らはライト側前方に座っていたので、そのホームランボールは頭上を通っていった。そしてまさかの岡本のダメ押しホームラン。
なにより、日本の投手陣がアメリカ打線を沈黙させている姿がカッコよすぎた。
僕は中日ファンだが、中日の高橋宏斗がマウンドに上がった時は打たれないで欲しいという不安がものすごかった。20歳の右腕がトラウトから三振を取ると思わず叫んだ、この大舞台でその投球は凄すぎる。
自分達の後ろの席のアメリカ人の若者4名は気さくに話しかけてくれた。大谷はとんでもない化け物というのは共通認識みたいだった。
1HRのターナーの時は4人揃って敬礼ポーズを打席中にしており中々面白い光景だった。
そして、8回は14年ぶりにWBC決勝のマウンドを踏むダルビッシュ有。ホームランを打たれたが、5番打者と対峙した時の見応えは凄かった。なんとか勝ち越されずに降りると、最後は日本のヒーロー大谷翔平がマウンドへ。
大谷が球場内にコールされると大歓声に包まれ、異様な雰囲気となった。
そして、同じエンゼルスの同僚で世界一の打者と称されるトラウトと9回ツーアウトで対峙するという漫画のような展開に。
最後はエゲつないスライダーで三振を奪い取り、世界一を勝ち取った。
この目で、この身体で侍ジャパンのWBC制覇に居合わせることができたことは一生の思い出になった。
周りのアメリカ人もグッドゲーム、おめでとうと口を揃えて言ってくれた。
優勝セレモニー、胴上げを見届けて帰路へ。
選手の家族の多くがグラウンドに招かれて一緒に優勝を喜んでいた。その中にいる板野友美や衛藤美彩を見ることができたのもラッキーだった。
疲れ果ててホテルでは8時間爆睡。
最近寝つきが悪かったし久しぶりにぐっすり眠れた気がする。
2日目はマイアミビーチへ。
天気も良く晴天で気温は24℃。
前日遅くまでWBCの余韻に浸っていたのもあり昼11時までホテルに滞在していた。
マイアミビーチまでバスで向かい、昼食は海辺のお店でバーガーを食べた。お肉もジューシーで食べ応えもあり美味しかった。費用はバーガーセットと飲み物で3500円ほどになる。さすがの物価の高さだった。
マイアミはキューバやメキシコが近いこともありラテンアメリカンで溢れていた。英語ではなくスペイン語の方が聞こえてくるし、ラッパーみたいな格好の人があちこちにいる。街並みは綺麗とは言えないが、同じアメリカでも他の地域とはまた違う独特な雰囲気を醸し出していた。
快晴だったこともありビーチは夏さながらの雰囲気だった。
はしゃいで海に入ったりサッカーしたりキャッチボールしたりと子供のように大の大人3人で遊んでいた。
ストレス発散にもなり100点満点の旅となった。
トロントからマイアミの旅で使った金額は2日間で総額13万ほど。
このタイミングでワーホリに行ったのは結果的に大正解だった。
そして旅行前日に行った面接のフルタイムワークの採用通知が2日目に届くおまけ付き。
しばらくは一生懸命働いて、旅行や次の機会に備えたい。