好きって言葉は最高さ

アイドルがめちゃくちゃ好きで。

高校の時はロックとかヒップホップが正義でアイドルなんかクソだと思ってたけど、浪人の時(2010年)にはAKB48が社会現象と言われるレベルまでブレイクしていた。周りの友達みんな「推しメン」がいて、それが当たり前というような状況だった。そして、私もご多分に漏れずその沼へと足を踏み入れていった。まさに「10年前の僕らは胸を痛めて"ポニーテールとシュシュ"や"ヘビーローテーション"なんて聴いてた」わけだ。最初はメディア露出が多い篠田麻里子や渡辺麻友なんかが好きだったけど、2011年に衝撃の出会いを果たすことになる。

それが、SKE48の松井玲奈だった。

狂おしいほど好きだった。ガチ恋だった。写真集のメイキングDVDを見て「あぁ、玲奈ちゃんは手の届かない存在なんだ」と感じてヘコんだりしてた。Twitterでは狂気じみた内容を連日ツイートしてた。完全にタガが外れていた。2012年の総選挙は武道館に足を運んだが、前年と同じ10位という結果で下宿に帰ってきて金麦飲みながら1人泣いたのも鮮明に覚えてる(2012年はあっちゃんが総選挙に出てなかったので実質1位下がってるのです)。前の記事にも書いたけど、クリスマスに彼女と部屋で過ごしてたら、彼女が嫌がっていたにも関わらずコッソリ注文した松井玲奈のカレンダーが届いてブチギレられるなんていう事件もあった。

そして、2013年の総選挙で松井玲奈は7位に入り、遂に「神セブン」入りを果たすことになる。本当に嬉しかった。Twitterではフォロワーの方々になぜか私が祝ってもらった。その時のスピーチの「ファンの方に何度も何度も魔法をかけていただいた」というフレーズは今でも覚えてる。当時のツイート見つけたけど気恥ずかしいような嬉しいようななんとも言えない気持ちになった。

で、薄情なことにその年の間になぜか急激に48への熱は冷めてしまう(何が原因だったかは全く覚えてない)。代わりにフォロワーの友人の影響で、でんぱ組.incに(非常に短期間ではあるが)ハマることになる。ライブも1回行った。

このバッキバキの過剰なまでのアッパー感が新鮮だったのかなぁ。今聴いても嫌いじゃないけど、まぁ疲れるなと思ってしまう。

そして当時でんぱ組と交流があったことでBiS、そしてファーストサマーウイカを知ることになる。ほぼ一目惚れみたいなもんだったと思う。

この時点で解散まで約半年で、完全に火が付く。ファーストサマーウイカ推しとして、リリイベやライブに行きまくってツアー遠征もしてチェキ撮りまくってとにかく解散までに出し尽くしてやるという感じだった(母親から借金しまくった)。若さだね。もう見境なんて無いからイタいとか関係なく、認知欲しさにラップして聴かせたりもするわな。その件は説明するの恥ずかしいので知りたい人は下の記事読んでください。これがきっかけでチョロっと話題にもなったりした。にしても、この事件がずっとインターネットの海を彷徨い続けるの恐ろしいね。家族や親戚、研究室のメンバー(指導教員含)にもバレたときは舌を噛み切ろうかと思ったもんよ。でも、この時に出会って今でも交流がある人たちもいるし、なんだかんだ楽しかったな。

で、2014年7月にBiSが解散して、ファーストサマーウイカはBILLIE IDLE®️として活動を始めるわけだけど、これは気持ちが長くは保たなかった。なぜなら曲が全然好みじゃなかった。日本のオルタナティブなロックやパンクが好きだった自分にとってBiSの音楽は比較的スッと入ってきたし普通に好きだったけど、BILLIE IDLE®️は全然分からなかった。同時にBiSHやら新生BiSやら出てきたけど全く興味は湧かなかったし、正直なところ今のWACKは好きじゃない。

そして2016年の5月「もうオタク辞めることになりそうだな〜」とか思ってた時にTwitterを見てて知った乃木坂46の恋愛ゲームアプリ"乃木恋"を興味本位でDLして始めることになる。もちろん乃木坂46は知っていたけど「手出したらなんかヤバそう」という何となくの予想 (と48が好きだからというどうでもいいプライド)がブレーキをかけていた。そしてその予想は的中して、乃木恋きっかけで乃木坂のファンになって、今でもオタクをしているわけだ。48から始まって、でんぱとBiSを経験して、結局ドメジャーのアイドルに戻ってきた。(今までの中では一番長いけど)5年という短い期間で推しメンの卒業を2回も経験した。橋本奈々未の卒業・引退には心から絶望したし、西野七瀬の卒業コンサートはライブビューイングで大号泣した。で、今は賀喜遥香推しとして元気にオタクしている。"I see..."は最高です。そして28thシングル"君に叱られた"のセンターおめでとう。タイトルと歌詞は置いといて、良い曲もらえてよかった。

日向坂46も好きで"ソンナコトナイヨ"は大好きな曲。推しメンの金村美玖が6thシングルのセンターに選ばれたのもすごく嬉しかった。

ちなみに、自分にとってアイドルは手の届かないキラキラした存在であってほしいというのが結構一貫してある。だから、積極的に握手会などのいわゆる「接触」には行かない。というか怖くて行けない(BiSの時は例外的に通い詰めたけど)。何回か握手会にも行ったことあるけど、手の届かないはずの人たちが自分と会話できるという事実に急激に冷めてしまって推し変をするという愚行を2回もやっているから、どうしても腰が引けてしまうのだ。だから、ライブくらいの距離感で「レスもらえたー!!!」とかキャッキャしてるのが一番良い。でも、松井玲奈、賀喜遥香、金村美玖は握手しても冷めなかったし本当に好きだったら楽しいのかもしれない。でも怖いから行かない。怖いもん。好きだけど。

そんなわけで10年もアイドルオタクをやってるが、アイドルを応援することで自分の中の何を満たしているかは未だに分からない。彼女は確かにいないけどそこをアイドルで埋めてるわけでもないし、娘みたいな気持ちで応援してるというのも全然違う。それだけが趣味というわけでもないし。自分のオタクとしての活動はそれを探す旅なのかもしれないし、それが分かった時がオタクを辞める時なのかもしれない(全然カッコよくない)。まだまだ先になりそうだけど。



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