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ティッシュ一枚を見知らぬ人に五百円で売った方法 「営業の原点」

これは営業マンを始める前の出来事、商売を始めるきっかけとなった経験です。


Profileご興味ある方は▼
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当時大学3年くらいの頃でしたが、そのころの僕は将来に何となくぼんやりとした不安のようなものを感じていました。

そういう時期って、多くの人があると多います。
感じるタイミングは人それぞれかと思いますが、僕は小学生からずっと感じていて、社会に出るのが近くにつれ大きくなっていきました。

大学3年となると、就活を意識しだす頃かと思います。

小学生の頃から特にやりたいこともなく、将来の夢なんてものを発表する時には本当に困ったもので、そのまま大学まできてしまいました。

いざ社会に出ることを意識し出し、このまま就職活動をして就職するのか?

どんな仕事につくのか?

自分は何がやりたいのか?

業種は?

職種は?

勤務場所は?

そもそも自分はどうなりたいのか?

どこに向かおうとしているのか?


そんな思いが日に日にもやもやと積み上がっていた頃、友人の知り合いで個人事業の方に出会いました。仮に名前を田中さんとします。

友人と田中さんと食事に行き、色々話をしました。

これまで自分の周りには、社会人といってもサラリーマンばかりだったので、田中さんの話は非常に興味深く、何だかこの今の自分のモヤモヤを解消するヒントがあるのではないかと、そう思わせるものがありました。

その田中さんは完全に自分一人で商売をやっている方でしたが、商売仲間はいて、週に一回はその仲間で集まって会議をし、切磋琢磨しながら、協力したり、共同で何か起こしたりているとのことでした。

そして一番気になったのが、そこにいる人はただ自分の商売をしているだけではなく、みんな夢があって、その夢に向かって突き進んでいる人ばかりだということでした。

夢とはなんぞやと、思っていた僕はまずその田中さんの夢を聞きました。

その田中さんの夢というのが、世界一周していろんな場所を見て周ること。それを3年以内にやる。それを叶えるために、お金と時間と人に縛られない状態を作り上げるのだといっていました。


正直その時は、「へ〜」って感じでした。

あまり現実味がないというか、今まで周りでよく聞いていた「夢」というのが、こんな職業につくとか、あんな仕事をするとかばかりだったので、自由すぎる発想だなとあまり現実味を感じませんでした。

ただ、今まで夢なんて考えてもあまりピンとこなかった僕でも、その自由な発想にしてみると、ポロポロ夢が出てきたのです。

その時ふと思いました。


夢ってこれでいいんだ。って。


こんな職業について〜、とか勝手になんかかっこ良さげなものでなければいけない気がしていましたが、ただただやりたいこと、ワクワクすること、それが夢でいいのだなと、その時思えました。


あと言われたのが、「何がしたいかよくわからない時は、何をしたくないか考えてみよう」ということです。

例えば、工場のライン工で毎日同じ作業していくような仕事にはつきたくないとか、お金に困るような生活をしたくないとか、じゃあどれくらいあればお金に困らない生活ができるのか?とか、こう考えていくと、やるべきことが何となく見えてくると。


やりたくないことをやらなくていい未来も、夢の一つだよと。


何だか夢に対するプレッシャーみたいなのを感じていた僕ですが、その時ふっと楽になった気がしました。


それからは何度かその田中さんと話すことがあったり、お仲間さんとも話す機会があったり、その商売の世界について触れることが増え、どんどん興味が湧いていきました。


そしてある時に、田中さんのお師匠さんみたいな人に会いました。仮に鈴木さんとします。

この鈴木さんは田中さんが叶えたい状態を既に叶えられている人で、もうなんかめちゃくちゃ自由な人でした。

そして、ふとした質問に対する答えとかが、今まで僕がいた生活では絶対出ないような発言ばかりで、宇宙人みたいだなと、思ったのが正直な感想です。


そしてある時たまたま居合わせた時に言われました。


「君も何か売ってみれば?」


ん?ってなりましたけど、とりあえず何か面白そうだったので、「わかりました!」っていって何売ろうか考えました。

そうすると、今までこんなもの売った人がいるよと例えが出てきたのが。

・折り鶴を500円で売った
・紙飛行機を500円で売った

こんな感じで、何かよくわからんものを売った事例が出てきました。


その時に僕が思ったのは、

「絶対今まで売られてきたものより、価値のなさそうなものを売ってみよ」

でした。

もう単純に何か面白そうだったからです。


そして選んだのが、

「ティッシュ1枚を500円で売る」

でした。

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これです。

これを1枚500円で売ろうとしました。

しかも街に出てその辺歩いている人に声かけて、買ってくださいと。

下手したらぶん殴られそうですよね。


まあ、いろんな罵声は浴びましたけどぶん殴られることはなかったです。


そしてよっしゃいくぞ!っていって街に繰り出した結果

運よくかその日に売れました。

大体シカトされるんですが、たまたま話聞いてくれる人が数名いて、話していくとなんと売れたんです。

2つ売れました。


正直自分自身でも「え?」って感じでした。


買ってっていってるのに、いざ買ってくれるってなると、

え、なんで買うの?

とかふざけたこと思ってました。


僕は小さい頃から正直めちゃくちゃ人見知りで、親戚一同からも昔から大人しいと言われて来ました。

大学入ってからは周りでナンパとかもやってたんですが、女性だろうが何だろうが初対面の人に突然話しかけるのが本当にいやすぎて基本帰ってました。


そんな僕がどうやってこの何の変哲もないティッシュ1枚を500円で売ったのか。

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明らかにこのティッシュに500円の価値ないですよね。

中に1万円札が織り込まれてるとか、そんなトリックは一切なしです。


ティッシュ1枚を500円で売った方法、これを今回話していきたいと思います。


売れた当時は何が何だかわかりませんでしたが、実践の営業を6年やってきて、心理学や人の行動原理を学び、様々なセミナーや教材、コンサルなど100万ほどかけて知識と実践を繰り返した今、1枚のティッシュを500円で売ったその中身を解剖していきます。


当時街に繰り出すときに田中さんのお師匠さんに言われたことが、


「モノを売っていてはダメだよ」

「○○を売りなさい」


この○○は色々な意見があると思いますが、この時聞いたものは、どんな業界、どんな商品、何を売るにしても、普遍的な内容だったなと、今でも思うものとなりました。


この○○を売りなさいを意識することで、この時僕の手にあった「1枚のティッシュ」には「500円の価値」が与えられたのです。


誰から買っても同じその商品に、営業マンはいかに付加価値を与えられるか、それがどんな商品でもあなたから買う大きなポイントにもなります。


そんな○○の内容を公開するとともに、中身を細分化して、これまでに僕が学んで実践してきた人がものを買うときの心理や、無関心から行動に至るまでのロジックなど、売れる型をお伝えしていきます。


売れる型がわかれば正直何でも売れます。

だってティッシュ1枚が売れるんですもの。

それも有名人でも何でもないただの大学生だった僕から買ってくれるんです。


この型を知って、実際にあなたが何か売っているものがあれば、活用して、成果が上がってくれると嬉しいです。

いいものを扱っているのであれば、ちゃんとお客さんに提供してあげるべきだと思いますし、その提供の仕方も、気合や根性ではなく教える人が増えるべきだと思っています。

昔の自分がそうだったように、売り方がわからないのに気合と根性でゴリ押しオンリーの、くそ教育の中で苦しむ営業マンが少しでも減るのが僕の願いです。


では、長くなりましたが

「1枚のティッシュを500円で売った方法」

公開です。

※〇〇の中身は書いてますが加筆中なのでモノ好きさん以外はまだ買わないでください。

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