見出し画像

なぜ、コミュニケーションが上手くいかないのか?現状把握には仮説思考が必要だ。

ども、スマレジの新垣です。
色々と考えることがあったので、アウトプットすることで整理したいと思います。コミュニケーションと、仮設思考についてです。

問い

記事を書き進める前に、二つの問いを立てておきます。

なぜ、コミュニケーションがうまくいかないのか?

なぜ、現状を把握できないのか?

コミュニケーションで相手を動かすには、現状を具体的に把握できている必要がある

ビジネスでいうコミュニケーションとは、言い換えると「根拠ある主張で相手を動かすこと」と言えそうです。ビジネスには必ず相手がいて、コミュニケーションするには必ず受け手がいると言えます。

ビジネスでいうコミュニケーションとは?
根拠ある主張で相手を動かすこと。

新垣の考え

言いたいこと

私は、ビジネスのコミュニケーションには、自分のビジネスやプロジェクトの現状を具体的に把握できていることが大前提であると思っています。逆に言うと、現状を把握できていないとコミュニケーションをとることはできません。(根拠ある主張で相手を動かすことはできません)

なぜなら

ビジネスは自分一人で行うことは少なく、たいていは相手がいるからです。相手とは株主、お客様、金融機関、取引先、上司、メンバー、他部署、他部署のメンバーなど様々であり、相手とのコミュニケーションを通して、自分が意図するように動かすことがビジネスやプロジェクトの本質だからです。

例えば

①相手:他部署
他部署連携のプロジェクトの進行状況の共有には、現状把握が必要です。
プロジェクトリーダーは、プロジェクトの進行状況を定期的にチームメンバーや関連部署、上司に報告します。これにより、全員がプロジェクトの現状を理解し、必要な対応を行うことができます。

アクションを起こし→現状を分析し→コミュニケーションを通して根拠を示し→メンバーや他部署に納得感をもって目線を合わせる→ネクストアクションにつなげる必要があります。プロジェクトの「いま」を具体的に把握することは大前提だと思うのです。

②相手:同じ部署のメンバー
チームは定期的にミーティングを開催し、プロジェクトの、問題点、改善策などを共有し、新たな解決策と行動計画を立てます。
問題発見からの課題設定→解決策と行動計画を立てるには、具体的に「これまでの行動の結果、いまどんな状況か」を把握していることが大前提です。これにより、全員が同じ情報を持ち、必要な対応を行うことができます。

③相手:金融機関
企業は定期的に財務レポートを作成し、金融機関に提供します。
財務レポートとは、BSやPLやキャッシュフロー計算書などで示す企業の現状と言えます。これにより、企業の財務状況とパフォーマンスを理解し、その情報に基づいて金融機関との信頼関係を築きます。

これらの例からもわかるように、ビジネスのコミュニケーションは、情報の共有、理解の深化、意思決定の支援など、多くの重要な役割を果たします。それぞれのステークホルダーとの効果的なコミュニケーションは、目標達成にに大きく寄与します。

だから

ビジネスのコミュニケーションには、自分のビジネスやプロジェクトの現状を具体的に把握できていることが大前提であると思っています。

ビジネスでいうコミュニケーションとは?
根拠ある主張で相手を動かすこと

新垣の考え

コミュニケーションとは、根拠ある主張で相手を動かすことだとすると、主張して相手を動かすには、ビジネスやプロジェクトの現状を具体的に把握している必要があると言えます。

問い と 答え

問い:なぜ、コミュニケーションがうまくいかないのか?
答え:現状を把握して、根拠ある主張ができていないから

問い:なぜ、現状を把握できないのか?
答え:自分の言いたいことや、考えがないから(言いたいことや、考えが言えないという心理的安全性がない場合もありそうだが)

現状を把握するには「仮設思考」が必要

なぜ、現状を把握できないのか?に対する答えが「自分の言いたいことや、考えがないから」とあえて過激な答えを出してみました。

自分の言いたいことや、考えがないとは?
言い換えると「仮設を持っていない」と言えます。

よって、
なぜ、現状を把握できないのか?に対する答えは「仮説を持っていないから」となります。

  • 現状を把握するには、情報を集める必要があります。

  • でも、やみくもに情報を集めると、情報に埋もれて大変なことになります。

  • ただ集めた情報(生データだけ)では、受けた相手は「それで?何が言いたいの?」と疑問を持たれるだけです。

  • まず、誰に何を言いたくて、そのためにはどんな情報が必要なのかを考えましょう。

  • 言いたいことが正しいのかどうかを検証するために、情報を集め、加工し分析します。

  • 言いたいことが正しいかどうかとは、言い換えると「仮設が正しいかどうか」となります。

  • 仮説とは、ある意味「思いつき」です。

  • これまでの経験や勘から「ここに問題があるかも!答えがあるかも!」と当たりをつけることが、仮設を立てることです。

  • そう!現状を具体的に把握するには「仮説思考」が必要なのです。

目的
言いたいこと、知りたいこと、明らかにしたいこと
 ↓
仮説
 ↓
手段
 ↓
検証
 ↓
ロジック、根拠
 ↓
コミュニケーション

どんな情報が必要なのかを考えるには、仮設思考が役立ちます。

例えば、
「AAAしたことでBBBが増えているはずだ。結果CCCも増えているはず。だからAAAを続けたほうがよいのではないか」と仮説を立てたとします。

その仮説が正しいかどうかを検証するために、情報やデータを集めるのです。情報を集める前に仮説思考なのです。

そして、仮設思考で集めた情報が正しければ根拠として相手に伝えることができます。

ビジネスでいうコミュニケーションは「根拠ある主張で相手を動かすこと」でしたよね。

まとめ

  • 相手を動かすコミュニケーションが上手くいかないのは根拠を示すことができていないから

  • 根拠を示すには、現状を把握できていることが大前提である

  • 現状を具体的に把握するには、やみくもに情報を集めるのではなく、仮設思考で情報を集め、加工、分析すること

ではまた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?