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続 カメラマンの営業の未来

以前の投稿から続き、カメラマンの営業について今回は自身の実際の経験をお話しします。

現在は一般的にHP、SNSが主な営業活動になっていると思います。
写真、撮影技術、機材、ストーリーや思いなどを日々更新投稿してSNSでリーチしてもらい、HPで深い理解をしていただくかたちが、よくよくみなさんがやられている活動ではないでしょうか。

僕はカウンターパンチャー的に。というより考えれば考えるほど、そうせざる得ないかたちでオンラインでの営業活動は程々。主にオフラインベースで営業活動をおこなっています。

オフラインでアプローチして認知していただき、オンラインでHPやSNSなどで実績の確認をしてもらう流れです。

もちろんオンラインでの活動はやらなければいけないけど、今はオフラインに偏っているということです。

僕がB to Bだからという理由もあります。
人物、ブツ撮りなど不特定多数に届くコンテンツではないので営業先が限られて一つ一つを大事にするスタイルになりました。

このスタイルに行きついたのは失敗から学びました。まずクライアントになりうる企業の問い合わせへの営業メール。SNSでリーチされるための投稿活動。SNS広告やその他web広告。数ヶ月の結果全く刺さらなかった。
商談までいったのは2件。1000分の1以下。
金が吹っ飛んだ。
そして風呂場で「あぁぁ!」と叫んだ日を忘れない…

失敗の理由は当然コンテンツの弱さもあると思います。一応リピート率は約90%以上だけど。
そしてインターネットの波に飲み込まれて浮いてこなかったこと。
リーチを稼ぎたい相手に届いているのかわからないこと。(実際商談相手は50歳以上)
オンラインアプローチの軽さ。流されやすさ。
純粋に写真の比較は難しく、圧倒的に良いと思われない差をつくることができなかった。
最後に自分のストーリーを展開していない。
これらがオンラインでの営業活動の失敗でした。


以上の失敗からまずは1つの営業先に対して、質と重さを高めていこうとなりました。
そして波に飲まれるなら波に入らなければいいし、アプローチをして流されにくいようにすること。
結果オフラインでアプローチすることが1番いいし、相手にも伝わるのではないかと思いました。

その結果、アプローチ数は激減しましたが、60分の1くらいの割合で仕事につながっています。

この流れを考えると、オフラインの価値が高いということがあらゆることに言えると思いました。
(もちろんオンラインはやるべき)

もうSNS広告ウザいし見たくないし。
どの情報が正しいのか誰か精査してほしい。
ネットでは人柄がわかりにくい。
などといったネット疲れをさせないことも重要で、そしてみんなと違ったアプローチをした方がいいなと感じました。

いい空間にしか人が来ないなと感じます。
雑誌の価値もまた高まってくるとも思います。
リアルで処理できる心地いい情報をみんな求めてるんじゃないのかなと予測してしまいます。

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