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誰もが孫正義にはなれない それでも社長の“想い”を“コトバ”で伝えるために

トップの想いが理解できない、もう社長の考えについていけない、もう会社を辞めようかな、、、
 
今日もそんな言葉がクライアントの若手社員から聞こえてきました。
弊社は、HRブランディング事業、ブランドブック事業という2つの事業から「信念のあるいい会社」を創るお手伝いをしています。
 
経営者だけではなく、現場の社員とも多くのコミュニケーションをとることも多いため、こんな言葉が聞こえてくることも残念ながらあるのが現実です。
 
想いに共感して入社したはずなのに、なんでこんなことになるのだろう。
ワクワクして仕事を始めたはずなのに、いつのまに後ろ向きになってしまったのだろう。なぜそんな状態になってしまったのか・・・
 
果たして、それは社長が悪いのでしょうか?
 
もちろん、そういう場合もあります。否定はしません。
さすがにそれはひどいな、それはついていくのが難しいかもな、そんなことを感じることもないことはない、というのは本音のお話です。

多くの場合は、社長の想いが伝わっていない

ですが、大半はそうではないのです。
 
人口が増えている右肩上がりの世の中ではありません。そんな何も考えていない社長が経営する会社は残れる時代でもないでしょう。
 
そう、大半の場合は「社長の想い」が届いていないのだと気づきました。
こんなにも社員さんのことを思っているのに、、、
良かれと思ってやってきたことなんだけど、、、
それが届かず、結果としてマイナスに働いていることが何と多いことか。
 
そもそも、社長の想いは届きにくいものです。
私自身、2020年に会社を立ち上げて、仲間も増えてきました。まだまだ数年の会社ではありますが、そんな中でもうまく想いが伝わらずに離れていったメンバーもいます。
 
弊社はHRブランディングを生業としている会社。

理念の共感を第一において、週に1回の社内メッセージやらSNSでの発信、会議でのメッセージ、1on1など、かなり想いを届ける時間を大切にしていると自負しています。それでも、まだまだ届かないと思うこともあります。
 
それだけトップの想いを届けるのは、難しいのだと実感しています。

誰しもが孫正義にはなれない

誰もが知る人ぞ知る孫正義さん。
その話を聞くといつもワクワクさせられます。

そんなに簡単に手が届きそうにないことを言っているのに、孫さんが語ると、まるで手が届くような話に聞こえる。その夢のような世界が、いずれ来るのだろうと感じさせてくれる。

そんな言葉を社長全員が届けられれば問題はないのですが、それはそんな簡単な話ではありません。

弊社のクライアントの大半は中小企業様。その経営を担う社長たちは、必ずしも伝える力が高いわけではありません。
愚直にお客様と向き合って成長を続けてきた会社、地域とのコミュニケーションを大切にして成長してきた会社、社員との深い信頼関係をベースに成長してきた会社。決して話がうまいわけでもない、誠実で温かく、安心できる社長。そんな方も多くいます。
 
そんな会社が成長を続け、人が多くなると発生するのです。
 
「社長の想いが理解できない・・・」と。
 
だから思うのです。社長の想いが、伝わるコトバになれば、もっと会社が一体になれるし、ファンとなるお客様も増えるのではないか。

社長の想いをコトバにするお手伝い、それだけでも大きな価値のある仕事なのではないかと。

お客様も欲している「社長のコトバ」

トップの声を聞きたい。考えを知りたい。
そう思っているのは何も社員だけではありません。

先日クライアント企業の幹部研修で、ロイヤルカスタマーに対するインタビューを実施しました。

どんなふうにして会社に出会い、なぜサービスを購入してくれたのか、そして使い続けてくれているのか、今気になっているところはあるか。

など。驚いたことに、そのどのお客様も「もっと社長の声を聞かせてほしい」というのです。

  • イベントの時に社長の挨拶が欲しかった。

  • 顔出してくれるだけでもいい。

  • 会報誌で近況を知ることが出来たのは良かった。

  • 社長の挨拶がなかったので、何かあったかと思った。

ロイヤルカスタマーは、関係性も深く、そして購入金額も多いいわば「ファン」のお客様です。
ファンはもちろん会社のこと、商品のことは好きですが、それ以上に社長のことを気にかけているのだなと。

そしてこれは地方にある中小企業こそ絶対に必要な話なのだと感じました。

改めてロイヤルカスタマーにインタビューして分かったことは、
こういったお客様は、ある意味で外部の営業マンとして非常にいい口コミを広げてくださいます。

口コミだけではなく、何なら直接紹介も多数してくれる。

そんな方たちが、社長の声が届かず、距離が開いてしまうことの損失と言ったら、こんなに大きなものはないはずです。

社長の声を届けるということは、単に会社を一つにまとめるという意味だけではなく、お客様をファン化する、会社を永続的に発展させるという観点でも、非常に重要な要素になるのだと感じます。

つむぎだからできる「顧問ライター」という仕事

日々のご支援の中で感じていた課題感と、私たちが提供しているサービスを見返したときに、新たなアイディアとして生まれたのが「顧問ライター」というサービスです。
 
つむぎにはブランドブックというサービスがあります。

社員一人一人にインタビューを行い、どんな想いをもって働いているのか、その考え方に至ったきっかけは何なのか、将来の夢は何か。

そんなことを約1200文字の短編ストーリーにまとめ上げ、その人だけのオリジナルのブランドブックを作り上げるというお手伝いです。
 
2020年5月にサービスを開始し、4年で700名以上の作成のお手伝いをさせていただきました。
 
ブランドブックのインタビューには、約1時間という時間をいただいています。これは文字お越しにすると4~5000字の分量になります。それを私たちは1200字程度までに絞り込みます。実はこれがなかなか難しい。
 
言葉を継ぎ足していくということは案外簡単にできます。しかし、4分の3を削るという作業は、本当に大切な部分を残し、また短い言葉の中で伝わる文章にする必要があります。

弊社ではこれらの役割を担うインタビューライターを「紡ぎ手」と呼んでいますが、新たに紡ぎ手として参画するメンバーは、いつもライティングに苦心しています。
 
そうやって伝わるコトバにこだわって、700名以上のブランドブック作成を手伝ってきたつむぎだからこそ、社長の想いをコトバにする「顧問ライター」として、価値を発揮できるのではないかと感じました。
 
そして2023年末、クライアントに提案し「顧問ライター」が始動しました。

社長のコトバを届ける機会を増やすこと

そしていよいよ動き出した顧問ライター。
最初の仕事は2024年の社長の新年のご挨拶。ブログに掲載し、お客様に届けるためのメッセージです。

この企業の社長もまた決して言葉が上手なタイプではありません。しかし想いがあふれる方で、社歴の長い人は社長が一番会社を愛していることを理解しているのですが、まだ歴が浅い人やお客様には伝わっていない部分も多くありました。

いざインタビューを実施し、出来上がった文章を経営陣で読み返すと、全員から驚きの声が。とても素敵で、心に届く文章がそこにありました。

この文章を見て、改めて大いに価値ある取り組みだと確信しました。
 
お客様がファンになっていく過程。
社員がファンになっていく過程。
 
そこには、会社の「価値観」への共感が必要不可欠です。
会社の価値観とは、社長の価値観でもあります。
つまり、その価値観を届けることを繰り返さない限り、お客様にしても、社員にしても、ファンに育っていくことはあり得ません。

顧問ライターが実現することは、インタビューを通じて価値観を引き出し、社長に変わり「伝わるコトバ」にして、お客様や社員に届けること。

やることも多く、考えること多い。時間もない。
そんな中小企業の経営者様にとっては、絶対に必要なサービスだと確信しました。

本格的に募集を開始します。

この「顧問ライター」というサービスは、弊社のクライアント様向けのサービスとしてひっそりとスタートしましたが、この度クライアント様以外にも募集を開始することを決めました。

ですが、「伝わるコトバ」にしていくためには、とても頭を使い、時間も要します。また通常のブランドブック事業にて、インタビューライティングを担当する紡ぎ手が顧問ライターとしてサポートします。そのため、一気に何十社もサポートすることはできません。
 
そのため2024年6月までの期間の中で、限定5社という形でのご案内という形でスタートを切ります。まだまだ創業5年目、想いに共感したお客さまとしっかりと成長を遂げたい弊社の考えでもありますので、どうぞご理解ください。


《顧問ライターサービス概要》
対象:
ファン客、ファン社員を増やしたい中小企業経営者様
いろいろと伝えたい思いはあるけれども、なかなか「定期的」にその想いを発信できない方
 
サービス内容:
①    月に1回、1時間程度のインタビュー
②    社長メッセージの作成(約3000文字程度)
③    WEB媒体への掲載(ブログ、SNS、社内イントラ等)
④    月の稼働目安時間 10時間
⑤    月額費用5.5万円(税込)


まずは気軽なご相談からで大丈夫です。こんなことできる?という簡単なところからでももちろんOKです。お話させていただく中で、お力になれるとわかれば、ご一緒できればと思います。
ご興味のある方は、お気軽に私までご連絡ください。

つむぎ株式会社
代表取締役 前田亮宛
Mail:maeda@tsumugi-mirai.jp
<記入事項>
会社名:
代表者名:
に合わせて、どんなメッセージを誰に届けたいのかをご記入ください。
 
想いを届けたい中小企業の経営者様、ぜひお待ちしております。

つむぎ株式会社 前田より

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