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地元チームへの愛を表現し、次世代の発展へ繋げる幸せな取り組み

少し前の話題ですが、仙台市を本拠地とする4つのプロスポーツチームのマスコットキャラクターを使用した原動機付き自転車のデザインナンバープレートが導入されることになりました。

交付申請時、2000円以上の寄付をすることでそれがプロスポーツの地域密着推進に活用されます。具体的にはスポーツ教室や地域イベントなどに活用されると記載もあり、地元のチームを応援することで地域の活性化、次世代の発展を促す取り組みとなることが予想されます。同じ本拠地を持つチーム全てが一緒に取り組み、1つのナンバープレートに記されるのは画期的な印象です。

米国では単一チームの場合が多いですが、同様な取り組みは各地で行われています。シカゴが位置するイリノイ州ではチーム別でのナンバープレートが存在し、売り上げは育英資金として公立の学校へと寄付されます。2021年9月の記事では既に1300万ドルがこの取り組みから生まれており、71,000以上を発行しているとのことです。

各チームの発行数も公表されているため、ファン間同士の競争心も促せるのではないかと思います。イリノイ州ではこの取り組みを最初に始めたのがNHL球団のシカゴ・ブラックホークス。2010年11月にスタートしていたそうです。

フロリダ州では各スポーツチームだけではなく、五輪マークを付けて走ることも可能となっています。オリンピック委員会に寄付され、フロリダ州のオリンピック競技者や促進活動等に活用されているようです。

スポーツへの愛をナンバープレートで表現することで次世代や地域のスポーツの発展に貢献できる仕組みは皆がハッピーになる取り組みです。

各スポーツでの競技者人口減少というのが課題として挙がることは多くなってきていますが、競技を普及するためにどうすべきかということだけではなく環境を整えていくための様々な形があるということを改めて思わされました。

最後に余談ですが、英語ではナンバープレートではなく、ライセンスプレートと呼ばれています。


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