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Bリーグ 神奈川ダービーのシーズン開幕戦

10月2日、川崎市とどろきアリーナで開催された川崎ブレイブサンダース対横浜ビー・コルセアーズの2021-22シーズン開幕戦を訪れました。

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この日は隣の等々力陸上競技場で1時間前から川崎フロンターレとFC東京との試合が予定されており、混雑が予想されると数日前に公式からツイート。車で向かう予定だったので、この事前情報により完全に行き方を変更することにしました。

会場に向かう道のりは少し混んでいましたが、無事到着して人だがりが出来ていたのはやはりバスケットゴールが設置されている場所。親子揃ってユニフォームやTシャツを着用している姿はやはり良いですね。

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会場に入ってみると、SNSに力を入れているクラブなだけに会場の制限もある中写真スポットを意識的にいくつも作っている印象を受けました。



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そして世界のスポーツビジネスにおいても日本が引けを取らないと強く感じるのが会場内のグルメ、グッズの豊富さ。

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間の時間も選手の好きな音楽を流すだけでなく、チームブランドの商品を欠かさず紹介。

そして非日常感の演出という意味では松屋総本店が繰り出す川崎大師仲見世見物「とんとこ飴」の売店。子供たちの後姿を見るだけでバスケの試合そのものとはまた違った”思い出”を残していることが想像できます。こちらのパッケージデザインは知的障害を持つ方々に描いていただいたイラストを取り入れた&ONEオリジナルパッケージも会場内では販売されていました。

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会場内では食品ロスの削減に取り組むフードドライブを開催するなど、スポーツを通じてのSDGsに対する取り組みや発信にも積極的でした。

試合開始前にはGMが監修をしたという見どころ解説を場内の方々へ伝え、初めて来場したファンの方にも分かりやすい説明を加えていました。

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そして試合中に行う催しなども最初に案内。公式LINEと連動した企画もあり、来場者には登録を促す仕掛けも。この超プレッシャーチャレンジにはBリーグチェアマンの島田慎二氏が登場。強いて言うならば、せっかくチェアマンが多くある試合の中からこの神奈川ダービーに来場していたのでチェアマン訪問の特別感を試合前に演出しても良かったかなとは思いました。フリースローチャレンジに参加し、あっさり終わってしまったなと言うのが正直な感想でした。

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試合後の監督・ヒーローインタビューでファンに向けたメッセージは十分に送られたのですが、”開幕戦感”というのは少し薄かったかなという印象でした。もちろんコロナ禍ということもあり、だいぶ抑えた演出にせざるを得なかったのかなとは想像が付きます。どちらが良い悪いはありませんが、NBAではよく中心選手が試合前にファンへの挨拶をして「今シーズンもよろしくお願いします!」的な言葉から始まり、これが”開幕感”をよく生み出している印象。こちらはワシントン・ウィザーズが2019年シーズン開幕戦前に中心選手のブラッドリー・ビールが英語でそして多くの日本人ファンに向けて八村塁選手が日本語でスピーチをした映像です。

そこの部分で言うと、案外あっさり試合が始まったと感じた部分でした(自分が見逃している部分がありましたらすいません)。と言っても誤解のないように試合前の演出は盛り上がっていました。

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試合内容等は割愛しますが、試合終了後にビジョンで表示していたこの音楽配信サービス『Spotify』でのプレイリスト配信は良いなと思いました。よく会場であの歌、耳に残っているけどタイトル思い出せないなという経験はスポーツ観戦者にとって一度や二度ではないはず。

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最後にモヤモヤを解消してくれるビジョンの案内でした。

そしてこれは選手独自の”演出”でしたが、流石だなと思ったのが篠山竜青選手。勝利後にチーム全員で会場を一周して、ファンへ応援の感謝を伝えるのが一般的ですが、篠山選手が完全に一人でフライング。それをチームメートたちも微笑みながら見ている光景は選手たちだからこそ作り出せる最後のオチ的な演出で会場を笑顔にしていました。

最後に会場へ入場した際にはゲームデイプログラムと共にスポンサー商品の案内などよく配布されるのですが、その中に含まれていたのが川崎市からのワクチン接種場所に関する案内。会場に多く訪れるであろう若者を意識した⭐️若者向けワクチン情報なども含まれていて、こういう案内が一枚含まれているだけでも行政と地元スポーツチームがうまく連携して、社会課題に対して取り組んでいるんだなと感じることができました。

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