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感動!!運用してる観測機がクルードラゴンと2ショット!!

こんばんは、りょーです。

今回は個人的に感動が大きかった、SpaceXのクルードラゴン(宇宙船)のドッキングのお話をしていきます。

実は今回のドッキング、みなさんの感動よりも倍感動していた佐々木です。

その理由はなんと!!私が5年以上運用に参加してる国際宇宙ステーションにある観測機が、クルードラゴンと一緒にNASA TVに写っているではありませんか!!

それがこの写真!

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この手前の箱が、運用している天文観測機。MAXI(マキシ)って言います、覚えてやってください。

この観測機、正面から見てあげるとこんな感じになっています。

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この写真の中央のところに、今回SpaceXのクルードラゴンがドッキング仕分けですね。

天文観測機なのに、なんで箱やねん?って思った人もいるかと思います。この箱、実はかなり特殊な能力を発揮するために設計されています。

写真を見ればわかりますが、箱の中心に縦長の穴みたいな溝みたいなのがあると思います。

あそこから180度視野がある観測機がのぞいている状態。
この能力によって、宇宙全体を監視する監視カメラのような役割を果たすことができます。

国際宇宙ステーションは90分に1度地球を一周します(はやっww)。すると、この180度の視野を持った観測機MAXIは90分で1枚宇宙全体の写真を撮ることができるんです!

これによって、宇宙のどこかで爆発が発生したりすると、その情報を勝手に獲得できる優れもの。

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これのおかげで、これまで発見が難しかった超レアな現象がバンバン見つかっていて、世界中の研究者に情報を提供できるようになっています。

私はこの観測機の運用にかれこれ5年以上参加しているので、もう愛着が半端じゃない。こいつのおかげで色々な経験もできたし、感謝しかありません。

すでに運用11年を迎えているので、あと数年の寿命ですが、愛を持って最後までデータをしゃぶり尽くそうと思います!!笑


いかがでしたでしょうか?実は国際宇宙ステーションは、宇宙飛行士の方々が滞在するためだけの空間ではなくて、宙に浮いている実験施設なんです。

外部にもたくさん観測機や実験装置が付いていて、世界中の研究者が利用しています。

さらに、宇宙飛行士の方々は、世界中の研究者が提案した実験を宇宙ステーションで実行する実行部隊みたいな役割もあるんです。

野口宇宙飛行士も今回の半年間の滞在で、多くの実験に参加することになります。それについてはこちらから是非確認して見てください。

1日1回、宇宙について思いを馳せながら、ゆっくりするのもいいですよね?

ラジオとかもやってるので、耳から宇宙にダイブしましょう!!

じゃっ✋。

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