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燕三条、ニューヨークへ挑戦!

2023年8月17日から22日にかけて、ニューヨークに出張してまいりました(時差やフライト時間の都合もあり、3泊6日の今回もタフなスケジュール!)

2022年10月のベトナムはホーチミンとバリアブンタウ、そして2度のドイツ(2022年10月・2023年2月)に続く4回目の海外出張です。

ニューヨークの大人気エリアのひとつ、ブルックリン。

そのブルックリンに「Japan Village(ジャパン・ヴィレッジ)」という複合施設があります。

この「Japan Village」、1階には、お寿司やお好み焼き、ラーメンなどの日本食フードコート、そして日本食や日本の食料品のスーパーマーケット、2階には、ブックオフやダイソーをはじめとするさまざまな日本関連のショップが入っています。

今回、燕三条地場産業振興センターと三条商工会議所青年部の連合チームにて、この「Japan Village」の2階で

Tsubamesanjo Fair(燕三条フェア)

を開催し、燕三条の商品・製品をニューヨーカーに直接販売したり、さまざまなワークショップを実施したりしてきました。

初日の8月19日は約2000名の来場。

オープンと同時に500ドル(約7万5000円)の包丁が何本も売れていきます。

オープンと同時に盛況です
幅広いお客様の層
展示レイアウトにもこだわりました

今回の「燕三条フェア」、単に商品の販売だけではなく、苔玉(こけだま)づくりや包丁製作・包丁研ぎのワークショップも実施しました。

苔玉ワークショップの様子
苔玉ワークショップの様子

苔玉づくりワークショップは140ドル(約2万円)、包丁製作・包丁研ぎワークショップは300ドル(約4万5000円)という値段設定でしたが、多くのお客様で賑わっていました。

包丁製作・包丁研ぎワークショップの様子
充実した品揃えに悩んでくださっています

このようなワークショップや体験、日本で実施するときの値段設定も、もっと強気でもよいのかもしれません。

また、ニューヨーク日本国総領事館の職員のみなさま、JETROニューヨーク事務所のみなさま、Japan Villageの好田(よしだ)社長、そしてニューヨーク新潟県人会会長の大坪賢次さんも顔を出してくださいました。

写真中央がニューヨーク新潟県人会会長の大坪様、その左がJapan Villageの好田社長です
燕三条をアピールしてきました

初日の夜は「Japan Village」内の居酒屋さんにて、ニューヨーク新潟県人会のみなさんに歓迎交流会を開いていただきました。

ニューヨーク新潟県人会は、ニューヨークにある各県人会の中で最多の会員数(なんと300名!)

「最近は日本からの若者のチャレンジが減ってきているので、どんどんアメリカに挑戦してきてほしい」

「このような取り組み、1回限りで終わらせるのではなく、毎年続けてほしい」

との激励の言葉もいただきました。

ニューヨーク新潟県人会会長の大坪様による乾杯のご挨拶
夜のJapan Villageです

燕三条フェアの2日目(8月20日)は、なんと初日を上回る2500名の来場。

私も法被を着て店番に立ちました。

燕三条商品がその場で当たるキャンペーンを実施
同じ商品を複数購入くださるお客様もたくさんいました
洋食器やおろし金も大人気

今回の燕三条フェアの目玉のひとつ、三条商工会議所青年部によるプロジェクションマッピング。

ソルメディエージさんによるプロジェクションマッピング
ソルメディエージさんによるプロジェクションマッピング

鍛冶と造園を融合させたアート展示で、テーマは「共存と再興」

「共存と再興」

新潟県三条市は歴史の深い鍛治と造園、2つの産業が共存している地域です。米の産地として名高い新潟県において河川の氾濫により稲が育たなかったことが要因となって栄えた産業ですが、全く違う産業として成長しました。また鍛治は川で砂鉄を、造園は川で砂利や石を。鍛治は山で木炭を作り、造園は山の木々を庭の風景に使いました。共通点が多い2つの産業は今まで交わることなく今日まで続いてきましたが、100年以上の時を経て職人が手をとり合い新たな1ページを創出します。

出典:三条商工会議所青年部フェイスブック

このプロジェクションマッピングにも多くの方が興味を持ってくださり

「次はいつやるんだい?」

と嬉しい言葉も頂戴しました。

2日目の最後まで客足が途絶えません
凧も販売しました

今回の「燕三条フェア」、ニューヨークで生活する多くの日本人の方が購読されている

「週刊ニューヨーク生活」

という新聞に、ニューヨーク新潟県人会会長の大坪様のお力添えをいただき、イベント前・イベント後ともに本当に数多く取り上げていただきました。

2023年7月15日:週刊ニューヨーク生活

2023年8月26日:週刊ニューヨーク生活

満足できるポイントのみならず、今後の課題・伸びしろも見つかった2日間でしたが、官民が一丸となって燕三条をニューヨークにアピールできたイベントとなりました。

2日目を終えて。みなさん充実した顔です。




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