北野唯我さん・百田ちなこさん著「これからの生き方。」を読んで自分とひたすらに向き合えた話
自分の価値観とひたすらに向き合い、揺さぶられる・・・そんな本に出会いました。
「お金」が大事であることを理解しながらも、それでももっと大切な何かを見つけたいと思っている同世代に向けた本であると「はじめに」にあります。
僕は北野さんよりは少し年上で、少し心配しましたが同じ時代を生きている人くらいに言い換えてもいいくらい多くの方に読んで欲しい本です。
そもそも解説できるほど浅い本ではないですが、読んで欲しいのでネタバレはしないよう、この本の特徴と読んだ後の自分(気づきと行動)を紹介します。
ひたすら丁寧で真摯
北野唯我さんの本は全て読んでますし、大ファンです。読者への愛?があるんですよね。すごく。
この本に限らず、簡単なハウツーもなく、本質と向き合って、簡単にも難しくもせずに懸命に言葉を編んでくださっています。
ただ、この本は本当にひたすらに丁寧に、沢山の方の「これからの生き方。」を考えるヒントになる内容になっています。
まず漫画編で心を揺さぶられると思うのですが、この時点でおそらくどの登場人物に感情移入しているかは読み手ごとに違うと思います。
そしてワーク編があるのですが、このワークにより、自分の価値観とひたすら向き合うことになります。
しかもこれが、これからの生き方は●●です!というものではなく、様々な価値観を持つ読者がそれに向き合えるように真摯に、ていねいに、ワークできる仕掛けになっています。
自分の価値観に向き合えるだけじゃない
さらに素晴らしいポイントが、漫画編を読み、ワーク編を読むことで自分とは違う価値観や感性の方についても知ることができます。
(同じく北野さんの「凡人を殺す天才」での学びに似ています)
これによって、身近な方への理解であったり、チームマネジメントや仕事での協働に大きな学びになります。
僕は、自分の価値観を押し付けがちだなという気づきのほうが衝撃的に感じたほどです。
読み終わっての気づき
①自分は意思型の傾向が強い
②価値観は細分化された項目を定義すればかなり正確と思えるレベルで言語化できる
③価値観や感性が違えば、人生の課題も違う
④感性は鍛えられる
これは、僕だからこの4つが特に響いているということで、本当に人によって気づき方や内容が違うと思います。
読み終わって行動することにしたこと
・環境を変える(できれば職場環境だとワークして思いました)
・自分の使命や信念を見つける(最近向き合っているテーマでもある)
・縁のあった方々の価値観を尊重していく
・「当たり前」への違和感を大切にして感性を鍛えていく
最後に
今日は番外編で読書感想文を書きました。
本気ですべての人に読んで欲しいと思うんですが、人それぞれの価値観と向き合えるといった表現になってしまい、良さが伝えられてない気がして悔しいです・・・
逆に、一言で良さが伝えられないくらい、真摯に僕らの価値観と「これからの生き方。」に向き合っているのがこの本の最高な部分です。
自分がこのままでいいのか?疑問に思うことはこれからも何度もあると思うのでバイブルとしていつも手元に置いておこうと思います。
ちなみに、漫画のこと詳しくないので触れませんでしたが、読みやすい好みなタッチで登場人物も魅力的で良かったです。
たぶん絵が苦手な人は少ないのではと思います。
あとあと!この本は電子書籍ではなく、紙の本で購入することをお勧めします。
分かりやすいハウツーじゃないので何度もページを行ったり来たりしますし、ワーク編から漫画編へ飛んだりもします。
電子書籍買ってからすぐにそれに気づき、紙の本も買いましたが、理解そのものも紙の本のほうが早くて深いと感じました。
多分、純粋な物語や漫画、ハウツー本は電子書籍でいいですが、学び示唆と愛情にあふれた本は紙のほうがいいんだと気づきました。
では、また明日!
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