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「自分がされたら嫌なことはしない」は間違い

こんにちはー!
今日は、「自分がされたら嫌なことはしない」は間違いというお話です。


多様性の逆

今、多様性について、改めて勉強しようと思って、↓の本を読んでいます。

多様性がないと集合知は発揮されないということを改めて、分かりやすく解説してくれる本です。
そして、心理的安全性の重要性などについても、体系立てて理解できます。


そんな本を読んでいる途中だったからか、自分が子どもに言った言葉に強烈な違和感を感じました。
その言葉は、
「自分がされたら嫌なことはしちゃダメだよ!」
というものです。

この本で言う多様性とは、多様な視点そのものなので、この言葉と本の関係はほとんどないのですが・・・w

僕は、「自分がされたら嫌なことはしちゃダメだよ!」と言われて育ったので、とても自然にこの言葉を言ったのですが、なんだか、この言葉は非常に単一民族的というか、周りの人の価値観が自分と同じはずという思想に支えられていて、イマドキじゃない感じがしました。もっと言うと、多様性の逆だなと思いました。



その人がされたら嫌なことはしちゃダメ

本来は、目の前のその人がされたら嫌なことはしちゃダメなんですよね。
同じような背景を持った日本人に囲まれていた時代は、自分が嫌なことをしなければよかったですが、本当は(これからは特に)、その人がされたら嫌なことをしないように、想像力が大切になっていくのだろうなと思いました。

これは、喜んでほしい時も同じで、自分が嬉しいという視点ではなく相手が喜ぶことを想像して、行動していくことが大切だと思います。

先ほどの、「多様性の科学 画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織」の本でも、自分の枠から抜け出すのは難しいという例えで、ウエディング・パラドックスというものが紹介されていました。

結婚式を間近に控えたカップルは、招待客に向けて、お祝いに欲しいプレゼントのリストを用意することがある。しかし面白いことに、招待客はリストを無視して、自分が独自に選んだプレゼントを贈って喜んでもらおうとすることが多いという。

「多様性の科学 画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織」より

というものです。
これは、日本人の例えではないので、単一民族でなくても自分個人のものの味方や枠組みを飛び出すのは非常に難しいことなんだと分かります。



子どもには、「その人がどう感じるか、想像して、言葉を発したり、行動するんだよ。」ということを伝えていこうと思います。そして、自分ではなく相手がどう思うかを考える習慣を身に着けて行って欲しいです。

・・・もちろん、自分自身もそういられるように、相手のことを想像しながら過ごしていたいと思います。


最後に

今日は、「自分がされたら嫌なことはしない」は間違いというお話をしました。
振り返ってみると、自分が嫌なことはしないということが転じて、自分が嫌でなければOKとか、自分が嬉しいから相手も嬉しいはずとか、そういう思考の癖が、僕には存在していると思います。

自分が嬉しいから・・・と思って行動したことが、期待した結果にならなかったら、相手が悪いような感情になったり・・・

自分の認知とか考え方の癖が、「自分がされたらどうか」という視点に偏っていることを意識して、改善していきたいと感じました。

では、また!




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