見出し画像

僕が営業を嫌いだった理由は無駄に嫌われるから

こんにちはー!

今日のnoteは「僕が営業を嫌いだった理由は無駄に嫌われるから」と言うお話です。


大学中退でなければ2秒で辞めてた

何度かこの話はしたことがあるのですが、僕は大学を中退し、なんとか北陸の中小企業で2年勤務し、今の人材サービス企業に就職しました。
今となっては、かなり人材サービスにコミットしていますが、入社したばかりのときは毎日辞めたいと思っていました。

大学中退して、何のスキルもなく営業とは名ばかりの軍手や資材を配送する仕事を2年やっただけの僕が、今の会社に拾ってもらったことは奇跡に近く、そこですぐ辞めてしまえば、社会的にはこらえ性のないヤツ認定されることは間違いない状況でした。

そんな状況だったから、逆に今まで(15年)続けてこられましたが、もしも僕がちゃんと学校を卒業してピカピカの新卒で就職していたら、2秒で辞めていたと思います。


無駄に嫌われようとするの何なの?

今はその行為から解放されて、無駄に嫌われる必要が無くなった(単純に年取ってそこまで指導されなくなった)のでほっとしています。
でも、入社したばかりの僕はとにかく「なんで無駄に嫌われようとするの?」と言うことが不思議で仕方なく、営業=無駄に嫌われる行為と思っていたくらいです。

例えば、その時の上司に言われたことの一つに「安全靴を履け」と言うことがあります。飛び込みで営業した時に扉を閉められそうになったら足を挟み込むことができるからです。
・・・えぇ・・・?その状態から受注できる?信頼される?
ってか、嫌われない・・・?迷惑だよ・・・

他にも、「1日3回はアポなしでも訪問しろ!」っていう指示もありましたし、「毎日電話しろ」と言うものもありました。「押しかける分にはタダだ!」とか言いながら・・・(僕のメンタルとお客様の時間が削れるから!)
あと、別に嫌われることとは関係ないですが電話機に腕をガムテープで固定されたときは引きましたw

自分の営業成績のために、いや、営業成績にすらならないのに無駄にお客様に嫌われに行く行為は本当に謎でした。
実際、しつこく電話したり、飛び込んだことが直接的な理由で受注できたことはありません。嫌われたことはあるけど。
しつこくするから受注できるのではなくて、しつこくしたおかげでお客様が必要なタイミングで営業できて受注できるだけなのです。


他にたくさん方法あるし、そっちの方が大事

このように、とにかく迷惑行為をして無駄に嫌われる理由は、お客様が必要なタイミングで営業をかけるためです。

確かに営業にとってタイミングは命ですし、特に新規開拓営業においてはどれだけ良いプレゼンをしても、どれだけ上手なヒアリングスキルがあっても、ニーズを引き出せるタイミングでなければ受注は基本的にできません。

でも、タイミングよくアプローチするなら、迷惑行為以外にも効果的な方法はたくさんあります。
例えば、しっかりと仮説がたっている営業リスト、断られたときに質問をしてニーズが発生するであろうタイミングを把握するとか、商品の買い替えサイクルに合わせて営業する(車検とか、人材派遣契約の更新時とか)などの方法が考えられますし、おそらく迷惑行為よりも効果的です。

ただ、タイミングを合わせることにもそれなりのスキルが必要です。
マネージャーになって気が付いたのですが、メンバーには何も考えないで迷惑行為をさせるほうが指導も育成?も簡単です。
あの頃の上司が僕に顧客から無駄に嫌われるよう仕向けるwのも分からなくはないです。
・・・分からなくはないです・・・が、僕はとっても疲弊したし、健全な経歴だったら2秒で辞めてたわけで、僕はマネージャーとして、メンバーに無駄に嫌われることを強いることない指示や育成をしていきたいと本当に強く強く思います。

最後に

今日は「僕が営業を嫌いだった理由は無駄に嫌われるから」というテーマで、無駄に嫌われない方がいいよと言う話をしました。
凄く当たり前ですが、きっと今も営業現場では無駄に嫌われるような指示や教育が行われているのではないかとも思います。
本来、営業というのは顧客の課題を自社サービスなどで解決できることに気づいてもらい、そのサービスを届けることで社会貢献ができるというやりがい溢れる仕事です。
無駄に嫌われて営業が嫌になる人がいなくなる世の中にしたいなと(営業はヘタクソだけど)営業の端くれとして思います。

では、また!




求人や求職のご相談、転職エージェントや人材派遣会社へ就職してお悩みがある方、これから転職を考えている方、どちらでもない方、ご質問やご相談はこちら↓へお願いします。
※無料で全力でなんでも答えます。

僕のプロフィール↓

オープンチャット「人材派遣営業の駆け込み寺」を始めました↓

関連記事↓

サポートいただいた分は、人材派遣で働く人のサポート、人材サービスで働く方のサポートの活動に使います!必ず、世の中の役に立てますね。