出勤かテレワークか?
皆さん、こんにちはー!
今日のnoteは「出勤かテレワークか?」というお話です。
同じメンバーなら、出勤してるチームの方が強い
新型コロナの影響で、一気にテレワークが推進あれ、かなり定着したと言えます。
今日は、テレワークについての僕の意見をまとめておこうと思います。
僕は、営業という仕事をしていますが、基本的に「同じメンバーなら、出勤してるチームの方が強い」と思っています。
これは、営業の仕事している方には体感的に共有できるのではないかと思うのですが、マネージャーのチームの状況(人間関係や個人のコンディションを含む)の確認のタイムリーさや、細かい指示、ちょっとした質問や情報提供、メンバー同士の関係構築などの場面で、明らかにオンラインよりオフラインの方が工夫もいらないしスムーズです。
多くの営業組織で、まだまだオフラインの方がパフォーマンスが高いのではないでしょうか。
同じメンバーにはならない
しかし、2021年11月現在、僕は、「同じメンバーなら、出勤してるチームの方が強い」というような単純なものではなくなってきたな…と思っています。
なぜなら、実際は同じメンバーは揃わないからです。
例えば、毎日出勤がルールのA社と出勤義務はないB社があるとします。それ以外の条件は全て同じであれば、人材はA社に集まります。
多くのホワイトカラーはテレワークにより、出勤がなくなるメリットや、好きな場所で仕事ができる効率の良さを知ってしまいました。
テレワークはもはや、採用に影響を与えるポイントになってますし、少子高齢化による働き手は減少しているのに、できるのにやらないというスタンスでいると、それそのものが従業員の確保に大きな影響を与えると考えられます。
実際に人材サービスの現場でも(僕は人材サービス営業)、簡単には給料を上げられない場面では、テレワークを導入しましょうと提案することも増えてきています。
テレワークにより、無くなった通勤時間は、その分賃金が上がるに等しく、テレワークへのイニシャルコストさえ負担すれば、実質の賃上げができるからです。(同じようなアプローチに、休みをとりやすい環境をつくるとか、残業一切なし、福利厚生の手厚さや権利行使のしやすさを向上するなどがあります)
いずれにしても、優秀で会社を選べる方はA社を選ぶのではないでしょうか。
僕は、そういった理由で、同じメンバーなら出勤のチームが強いけど、同じメンバーにはならないからテレワークを推進していくほうが好ましいと考えています。
バレにくいズルの一つになっていく
ここで気をつけたいのは、テレワークがマネージャーにとって、バレにくいズルの一つになっていくということです。
どういうことか。
僕がマネージャー職で経営者ではないので、会社がテレワークを主体的に導入するかの是非を考えずに、既にテレワークが推奨されている環境である前提で考えます。
まず、会社にテレワークを推奨されると、一番負担を感じるのは、おそらく、現場マネージャーです。
なぜなら、現場からすれば、すぐにメンバーが変わるわけではないからです。
先程の話では、テレワークを推進しないと優秀な方を確保しがたいという話でした。しかし、実際の現場では、テレワークを推進すれば、明日からメンバーが急に成長したり、優秀な助っ人が現れるわけではありません。
すると、マネージャーは、このように考えます。
「苦労してテレワークを推進しても、営業成績を上げられなければ評価が下がる。短期的な成果と自分の評価のために、メンバーには出勤してもらおう。」と。
これは、圧力でサービス残業を誘発し営業成果を上げさせたり(パワハラ)、法律違反をすることでサービスを売ったり(コンプラ違反)、と同じ構造で、バレにくいズル(と僕は呼んでいる)の一つにさえ、なってしまうリスクがあります。
マネージャーにとって、バレにくいズルになるということは、ルール違反の温床となる危険性がある反面、テレワークが当然の選択や権利となることも意味します。
僕は、イチマネージャーとして、テレワークが手段であることを心に刻んで、「コミュニケーション取りにくいから、会社はテレワーク推奨だけど、とりあえず出勤じゃー!!」ってならないように気をつけようと思います。
最後に
今日のnoteは、「出勤かテレワークか?」というテーマでお話ししました。
同じメンバーであれば、出勤してる営業チームのほうが強いけど、中長期的には同じメンバーにならないという内容でした。
おそらく、終身雇用を前提とした働き方の人や会社は、メンバーが変わるとか従業員が会社を選ぶという意識が低いので(一度入社したら、他には行かないし、来ないから)、すぐに出勤だー!って言うのではないでしょうか。
そして、中間管理職が勝手に出勤を推奨し始める。そして、入社前の人事の説明ではテレワーク中心と聞いていたのに、話が違う・・・!という不幸な新卒入社の方が出てくるのではないかと心配です。
そもそも、テレワークが可能な仕事で無理に通勤したところでツラい人が増えるだけなので、社会として、テレワークへ加速していきたいものです。僕も、もっと真剣にテレワークを前提とした働き方を考えていきたいと思います。
では、また!
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