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【#1107】派遣から直接雇用になりたいときの志望動機の作り方

元気ですかー?
今日のnoteは「派遣から直接雇用になりたいときの志望動機の作り方」と言うテーマのお話しです。

僕が運営しているLINEのオープンチャット「人材派遣スタッフの駆け込み寺」で志望動機の作り方の質問をもらったので、それをきっかけにお話しします。


派遣では志望動機がいらないから間違えがち

人材派遣で働いた期間が長い人が正社員や契約社員などの直接雇用の求人に応募する時に困ることNo1(ただ今日、相談されただけ)との呼び声が高いのが、「志望動機」です。
なぜなら、派遣では志望動機は聞かれないからです。たまに聞いてくる派遣先もありますが、基本的には派遣会社に紹介されたからですし、家から近いとかスキルマッチしているとかで全然問題ないです。(なぜ派遣を選んでいるのかは、聞かれることもあるので準備しておきましょう)

なので、いざ直接応募しようとすると、志望動機に困るか、派遣の時のように「条件がちょうどいいから・・・」と答えてしまって落選してしまったりします。


企業が採用するメリットと自分が志望した理由が「6:4」

もちろん、直接応募といえども、正社員なのか、契約社員なのか、アルバイトなのかによって違いますが、正社員を受ける場合は、過去のnoteを参考にしてください。

今回は、微妙に難しい、アルバイトや地域限定の契約社員を受ける場合についての考え方です。
基本的には、派遣に近いイメージで、条件が合うから応募するので、過去noteにあるような自分のやりたいことやありたい姿とは関係なかったりするので難しくなります。

結論から言うと、正社員以外の直接雇用の志望動機については、企業が採用するメリットと自分が志望した理由が「6:4」になるように考えるのがよいです。
イメージとしては、ありたい姿や壮大な夢を語るのは違和感があるので、具体的に企業に貢献できる部分を伝えるのですが、それだけだと取ってつけたような印象になるので、実際に応募したい気持ちがあることに信憑性が出るように4割くらいリアルな志望動機を混ぜていく感じです。


一つのストーリーに仕上げる

この時に気をつけることは、一つのストーリーに仕上げることです。
「今までの経験で職場の生産性を上げることができます。あと、家から近いのもよかったです。」みたいな感じでもいいですが、説得力がイマイチですし、今日のnoteを読んでくださった方には、もう少しクオリティを上げて志望動機を作って欲しいです。

そのためのポイントは「あなたの価値観を中心に置くこと」です。価値観を中心に置くことで一つのストーリーに仕上がります。そして、企業が採用するメリットと自分が志望した理由が「6:4」にし上げていきます。価値観と言われても・・・と言う方は、「せっかく働くなら、その時間を有意義で貢献しているものにしたい」でいいと思います。大体の人はそう思っていると思うので。

例えばこんな感じで

抽象的な言葉だとわかりにくいと思うので、以下の条件で志望動機を作ってみます。

価値観:仕事でなるべく貢献したい
現職:事務。すごくダメなわけではないが職場の雰囲気が合わない。
受ける仕事:軽作業(ブランクあるが経験あり)
リアルな志望動機:時給が良い 家から近い

【話す時の志望動機】
私はかねてから、「せっかく仕事するなら、なるべく貢献したい」と考えています。今の仕事はひたすらパソコン入力をする仕事なのですが、やってみると身体を動かさない仕事はあまり得意ではないようで、周りからはそんなことないと言ってもらえますが、あまり貢献できていない感覚がありました。(退職理由の説明を兼ねて、価値観を共有
かつて経験した軽作業の時の方が躍動して働けていたと感じ、より貢献するために今の職場でも作業の多い仕事をもらえるようお願いしています。そんな中、御社の求人を拝見し、かつての軽作業の経験に近く、かつ現職で経験した〇〇も活かせると感じました。仕事の流れを覚えたら、今の仕事の数倍貢献できると考えています。(ここまで企業側のメリット6割の温度で
また、御社は私の自宅から15分の場所にあり、60分かかっている今よりも、時間的にも体力的にも余裕を持って貢献できるところも非常に魅力に感じ、私にとって、貢献しやすい軽作業という点と通勤時間が少ないからこそ貢献できそうという2点の魅力があります。(自分のメリットを4割の温度で添える
採用いただけましたら、すぐに〇〇を覚え、貢献していきたいです。よろしくお願いいたします。

【書く時の志望動機】
仕事の上で貢献できることを大切にしています。かつて経験した軽作業では〇〇で貢献できていた感覚が強く、評価もいただけました。貴社の仕事でも同様以上に貢献できると考え、志望しました。(書くときは自分のメリットは不要

履歴書と職務経歴書の志望動機は自分のメリットは不要です。企業のメリットにつながる志望動機だけをわかりやすく記載しましょう。その上で、その信憑性を高め、よりそのメリットに納得感を持ってもらうために面接で自分のメリットも補足するイメージがバランスが良いと思います。

履歴書と職務経歴書はプレゼン資料ですので、あまりごちゃごちゃと背景は描かずにPRポイントを伝えます。そのPRがうまく行ったから面接という詳細をプレゼンする機会をもらえて、そこはその資料の信憑性を高める場であると理解するといいと思います。


最後に

今日は「派遣から直接雇用になりたいときの志望動機の作り方」というタイトルでお話ししました。
途中、「〇〇で貢献します」という表現をしましたが、「その〇〇が出てこねーんだよ!」という人もいるかもしれません。
正直、その〇〇が出てこない時点で選考に落選するのは致し方ないのですが、個別にその〇〇を設定することはできます。受ける企業がどのような貢献を求めているか想像して、自分の方をそれに合わせればいいのですが、どうしてもイメージがわかない人は僕に求人と自分の職務経歴を添えてメールかDMくれたら相談に乗ります。(問い合わせ先は↓)

では、また!




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