一人の仲間がいなくなる痛みを感じる
今日のnoteは、人材派遣ビジネス歴が長くなってきた人やコミュニティサービスを展開している人などに読んでほしいです。
今日、僕が所属しているオンラインコミュニティのSHOWS(北野唯我さんプロデュース)の忘年会があって、北野さんと15分の1on1の時間をいただくというとても貴重な機会がありました。(15分の使い道は自由)←すごくない?この企画!
その中で感動する言葉を聞いたのでそのお話を。
SHOWSを運営していて、今、一番の痛みは何ですか?
15分のうち前半は僕が生業にしている人材サービスについて意見をいくつか伺いました。
その内容は、まるで自分で考えたかの如く、いつかのnoteで書いていこうと思いますw
それだけで最低でも3つの気づきと学びがあったのですが、(15分でこのGive力!しかも急な議題に。すご・・)一番、学んだというか感動したのが、最後の質問の答えです。
僕が思うにSHOWSの魅力の一つに、北野唯我さんのチームマネジメントや事業運営を間近で見て学ぶことができることがあります。(そういう視点で見ていくと、発信するときの言葉選び一つでも学べるところがすごいなと思う)
なので、僕はこの機会を活かして「SHOWSを運営していて、今、一番の痛みは何ですか?」と質問しました。
その答えが・・・
「メンバーの離脱が0ではないこと。仲間が辞めてしまうことが一番の痛みです。もちろん、離脱する人が全くいないことが良いとは思っていませんが。」
でした!
あべし!(古)
僕は何だか感動に似た感情とともに、めっちゃ恥ずかしくなりました。
なぜなら、事前に僕が想定していた答えが北野さんの答えと比較してとんでもなく、表層的で浅はかなものばかりだったからです。(このnoteでも書きたくないくらいw)
どの作品を読んでも、暖かいし、愛のある人だなと思ってましたが、”こういうことなんだな”と納得してしまいました。
とても広いスコープで事業を組み立てて、スピード感のある仮説検証を繰り返しながら運営しながらも、一人ひとりの離脱に心を痛めているわけです。(しかも累計でも数名程度だと想定できる脱退率の低さ)
派遣ビジネスに似てる
この話をして、派遣ビジネスに似てると感じました。
派遣ビジネスも満足度を高めて契約終了(退職)するスタッフを減らし、新たに派遣スタッフとして仕事してくれる方を増やしていくことビジネスです。
その点がオンラインサロンの増やし方と近いので、直感的に北野さんの言葉の凄さに震えました。
僕は終了が〇〇名、終了率▲%とかそういう数字を毎日扱う中で、いつの間にか一人ひとりのスタッフへの想いは少なくなり、数字としてしか意識しないようになってしまったように思います。(反省)
なので、北野さんの言葉を聞いて、スピードを上げるほどに、一人ひとりの離脱に目を向けて、心を痛めることは本質的ながらも難しいことだと直感的に思いました。
そして、さらに驚愕は後半の言葉。
「もちろん、離脱する人が全くいないことが良いとは思っていませんが。」
これ、やばいっす。なぜなら、離脱を数字として扱い始めるのは、間違いなく”離脱する人が全くいないことも健全ではないから、適正な入れ替わりは必要である”と考えることから始まるからです。
離脱が0を目指すべきだと思っていれば、辞める人がいることに心を痛めることはある程度自然かなとも思いますが、一定の辞める人がいるのは仕方が無いよねという前提で脱退率などを集計しながら、辞めてしまうことに心を痛めることは非常に難しく、ある意味で二律背反するような側面があります。
だからこそ、ある程度辞める人がいることを認識しながら数字をとっているのに、辞める人がいることに心を痛めているという北野さんの言葉に僕は本気でビビりました。なんか北野さんからちょっと後光がさしてたような・・・w
すごく高度な客観としてのビジネス力と、とんでもなく深い主観としての慈愛が共存していないと言えない言葉だし、そういう人は居そうで居ないと思います。
少なくとも僕は唯我さんの言葉の前半か後半かどちらかの言葉を言える人ばかりしか出会ったことがありません。
最後に
まだSHOWSの人数が多くないので1on1ができているとも言えるかもしれませんが、今回希望された方も想定以上だったものの日を改めて全員1on1の時間をもらえるとのことでしたし、北野さんからサロンメンバーが1000人、10000人・・と増えていっても1on1をしてくださいそうな懐の深さを感じています。
とはいえ、物理的な限界はあると思うので北野唯我さんに直接話してみたい方も是非、人数が少ない今のうちにSHOWSに入ってみませんか。
(あと、忘年会そのものも、めっちゃ暖かいメンバーとたくさんお話しできてすごい楽しかった!)
これから先も、という意味では1on1は(おそらく)絶対可能なわけじゃないですけど、少なくともオープンな場では北野唯我さんと会話する機会はたくさんあると思います。
いやぁ・・・それにしても何だか、後ろからいきなり殴られたような衝撃でした・・・(殴られたことないけど)
僕も一人一人の派遣スタッフや求職者の離脱に痛みを感じられるような真摯で丁寧な仕事をしていきたいなと強く思いました。
では、また明日!
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